アル・パシーノ+アラン・ドロン<ゲバラ

すげー期待に胸をパンパンに膨らませて見た『革命』の方が最上級のガッカリさァ、ドッポン!だったのに対して、期待がクンショウモより小さくなってしまって見た『39歳の別れ』の方は何となくよかった。
でも『革命』のときには不満に思っていた『回顧録』や『世界を語る』『ゲバラ日記』などなどゲバラが書く文章にはとにかく人名が多く登場するのに、キューバ上陸後の熾烈な戦闘の後の生存者の扱いはどーよって思ってたんだけど、今回それをちゃんとしよーとしたら、単にだるいもんになってた。やれやれである。
あとちゃんと命乞いしろよ。
ゲバラらしさ感じられなくて冷めちゃったよ。

まあ、そんなこんなで今回のこの長〜い映画なんだけど、完成したこと自体が僕の中ではカックンなんじゃないかとまで思ってしまった。
だって、製作費の3千万ドルってーのは、今のアメリカ映画ではそう大した額ではないのかもしれない。それでもThe Numbers - Movie Budgetsの一覧で言うと

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なんかと一緒で、どー考えてもとは比べものにはなんない金額だと思う。
なんかさー、もうそんな大金を集めようとしてるところから、ヤンキー帝国主義の妨害があったり、撮影にもいろいろ障害があって、結局最後までは完成しないで、ひとまず出来上がった前半部だけ公開して、あとはその興収次第で…うわっそんなんじゃ『ゲバラの真実』みたくて、それはそれで気持ち悪いかもしれんけど。




アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた