映画ジャケ本-Sぱい
たまには読んでみようかな、って
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1974
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ほんとは『復活の日』を紹介したくて探してるんだけど、なーーーんかどこにも置いてなくて*1。中学生のときに買ったこれを引っ張り出す。
タイトルの「エスパイ」はesper+spyってーな中学生が思いついたような造語で、間違ってもS級おっぱいの略じゃない。まあ東宝が『日本沈没』の大ヒットに気をよくして(調子こいて)、同じく藤岡弘(当時)主演で製作したアクションチョー大作
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/09/25
- メディア: DVD
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東宝はとっとと『ニッポソチンボツ』に続いて、日刊スポーツ映画賞主演女優賞を獲得した大女優綾瀬はるかでリメイクすると良いと思う。「りょうばのけん」てな“まいセリフ”を吐いてる加山雄三の役にはそろそろ首相をおやめになるあの方*2にでもやっていただければよい。
そんでもってすげー久しぶりに読んでみた。
まず、主人公の世界をまたに駆けた活躍する超能力者の名前が「田村良夫」で、公園で段ボール食ってる中学生みたいなんでまずはへなっとなる。で、本文を読み始めると、このタイトルがほんと読み会の席かなんかで思いつきでつけられて勢いではじめたものの、そこはそこ肝の小さい小松左京だから、本来のESPの説明がはいったり、実は彼らが全然「スパイ」じゃないことの言い訳が続くってーな感じでなんだかなーと思ってると、いきなり「キャプテン・フューチャー」シリーズでおなじみの水野良太郎のバタ臭い挿絵にびっくり。
この人を田村良夫って言われても・・・。
あとは「ゴルゴ13」とか落合ノビーな世界裏情勢が延々あって、強大な敵は実に強大な敵なんだが、主人公の田村とマリアは新たな超能力を獲得して「必ず最後は愛は勝つ」ってな話で、やっぱり勝利の鍵はマリアのおっぱいなんでめでたしめでたし。