邦画10本ノック
わっしゅさんの 邦画オールタイムベストテン@男の魂に火をつけろ!にお邪魔。
1『沙耶のいる透視図』
2『天使のはらわた 赤い教室』
3『(秘)色情めす市場』
4『下妻物語』
5『徳川セックス禁止令 色情大名』
6『AnotherXX 赤い殺人者』
7『桜の園』
8『1999年の夏休み』
9『セーラー服と機関銃』
10保留(理由はのちほど)
昨年のオールタイムが男優編だったので、今年は女優で選出。だもんだから『俺たちに墓はない』等の松田優作映画や石井聰亙『爆裂都市』、山本政志『てなもんやコネクション』などは選出せず。塚本晋也『東京フィスト』は藤井かをり主演と言い張ろうかと思ったがあんまりなんで涙をのんで選外。『ゴジラ対へドラ』等も主役は怪獣なんでパス。
それから、1位の『沙耶』は別格の世紀の統合失調映画として、後は監督・脚本・主演がダブらないように・・・なんて考えずにやったらこうなった。ただ配給会社のバランスはとろうかなと思い、長谷部安春監督の梶芽衣子『女囚さそり 701号怨み節』や根岸吉太郎監督の風祭ゆき『女教師 汚れた放課後』や竹井みどり『キャバレー日記』は外してたら、9位までは案外あっさりと決まった。
で、女優で選ぶんだったら渡辺典子や栗山千明はどうした!といった疑問をお持ちな方がいらっしゃるでしょう。
そうなんです、悩みましたよ。
でも千明さまのベストアクトはやっぱり『キルビルvol1』なんでねー、それから典子さんの場合は・・・ということになっちゃうわけで。
『死国』vs『晴れ、ときどき殺人』
でも、僕が選ぶんだったらどっちかは入れてないと!ということで10位はそういう枠にすることに決めたから。
『死国』に関しては、作品的にはビデオ版『呪怨』が上のような気もしたし、三輪ひとみ・明日美姉妹のプラスもと思ったけど、今年はまってた「映画ジャケ文庫」のことを考えて、この2作品からということに。
典子さんに関して言えば、ジャケットの美しさだったら『結婚案内ミステリー』の方が断然上なんだけど作品的にあまりにアレだし、単に麗しい典子ジャケってことなら『真実一路』だったりするし*1。
今年一番好きだった女優が若き日の典子さんだったのは間違いないのであるが、たーだ夏川結衣のプラスがあるし、それに角川映画を2本というのも・・・
でも、『晴れ、ときどき』だったら栄えある「一人だけ10位に選んだオンポインター」になんて下衆な考えも・・・
で、決めました。
では、改めて
1『沙耶のいる透視図』(86 ヘラルド)
監:和泉聖治 脚:石井隆 演:高樹沙耶
2『天使のはらわた 赤い教室』(79 にっかつ)
監:曽根中生 脚:石井隆 演:水原ゆう紀
3『(秘)色情めす市場』(74 日活)
監:田中登 脚:いどあきお 演:芹明香 花柳幻舟
4『下妻物語』(04 東宝)
監/脚:中島哲也 演:深田恭子 土屋アンナ
5『徳川セックス禁止令 色情大名』(72 東映)
監/脚:鈴木則文 脚:掛札昌裕 演:杉本美樹 サンドラ・ジュリアン
6『Another XX 赤い殺人者』(96 東映ビデオ)
監:黒沢直輔 脚:山田耕大 演:夏樹陽子
7『桜の園』(90 アルゴプロジェクト)
監:中原俊 脚:じんのひろあき 演:中島ひろ子 つみきみほ 白鳥靖代
8『1999年の夏休み』(88 松竹=ニュー・センチュリー・プロデュサーズ)
監:金子修介 脚:岸田理生 演:宮島依里 大寶智子 中野みゆき 水原里絵
9『セーラー服と機関銃』(81 東映)
監:相米慎二 脚:田中陽造 演:薬師丸ひろ子 風祭ゆき
10『死国』(99 東宝)
監:長崎俊一 脚:万田邦実・仙頭武則 演夏川結衣 栗山千明
そんでベスト主題歌歌手ということで
『少年ケニヤ』『晴れ、ときどき殺人』の渡辺典子。
ってことで。
わっしゅさん、よろしくお願いします。
*1:ちなみに『真実一路』は川嶋雄三監督で映画化されている。