『三国志』を読もうと思って。

大学時代のあの腐るほど時間があったあの時でも立間祥介訳『三国志演義』でさえ三分の一も読みきれなかった僕なのだんだけど。
ちょっと正史の方を読みたいと思って町の図書館に。
でも、一部収録した『中国古典体系13 漢書後漢書三国志』しかなかったんで『三国志考証学』をかりてきてちょこっと読んで…あれ?ってな気分に。で、すぐに訳者あとがきに移って納得。

本書の現代は『<三国演義>中的懸案』(四川人民出版社19935月初版)

つまり『三国志演義』を他の史書を使って考証してる本。『三国志演義考証学』なんてタイトルじゃ売れないってな判断なんだろうね。


まあさしあたっての疑問は
三国志演義と正史の違い赤壁の戦いにおける、演義と正史の違いを教え... - Yahoo!知恵袋
である程度解消してたし。


そんで、改めて読み始めて、これはこれで面白い―というか僕が変な心のセットで読み始めたとばっちりだもんね。

孔明だけ特別扱い?

TVスポットもそうだし、TVの情報番組もそうだったんで、あれっと思って
公式サイト見てみたら、ここがそうなってんだ。
他の登場人物が姓+諱なのに一人だけ字オンリー。
新浪娯楽『赤壁』公式サイト20世紀フォックス(台湾)『赤壁』公式サイト香港『赤壁』公式サイトも「諸葛亮」なのに。

で、レッドクリフ - Wikipediaでは「諸葛亮」となってる。中文版English版もそう。


なんだか「アタマノイイクニニッポン」だなぁ。ホント洋画宣伝部ってさぁ。『バス男』だの『僕らのミライに〜』だのといい。
真夜中のカーボーイ』とか『北北西に進路をとれ』なんかのように、「あえて」というのと違うよね。