漢のぽえむ

エリア88 ポエム一覧」のブックマークでのid:gotanda6さんのコメント「松本零士の直系だなあ」に流石速水健朗さんだなあ、と思う。


そんでもって「新谷かおるWIKIPEDIA」の

大和和紀山岸凉子のアシスタントを経て1973年に松本零士のアシスタントを経験する

画風は、初期は松本の影響が強かったが、徐々に独自性を確立。少女漫画家志望だったということもあり、人物は繊細なペンタッチで描かれる。

また作風も初期は松本の影響が強く郷愁色と感傷が強かったが、徐々に独自性を確立。少女漫画の感性と少年漫画の熱さを併せ持つ

を読んでふむふむ、である。

そんでもって、ちょっと手元のほかのマンガと比べる。
チラッと読んでみたのは手塚治虫『魔神ガロン』『ミクロイドS』、石森章太郎幻魔大戦』『番長惑星』、梶原一騎原作・ながやす巧作画『愛と誠』、雁屋哲、作画・池上遼一『男組』などなど*1

いづれも「文章」の使われ方は解説的なナレーションかモノローグで、このようなポエムな文は見当たらなかった(よく探してないけど)。
で、『キャプテン・ハーロック』は漢のポエムの連発なんだけど、途中から例の巻物(あの和物じゃないやつ)の中に収録されていく。これになんか「意味」があるようなないような(例えば「照れ」だとか)、「ハーロック」や「エメラルダス」は宇宙がバックなんで何かで囲む必要あんだけど、『ミライザーバン』では真っ白バックにこの巻物つかってるしなぁ。

*1:複数巻ものはその第1巻