ある対話

A あなたは、どうして共産党に入らないんですか?
B あなたは、どうして棺おけに入らないんですか?
A あなたの書いた物を読み、会って話していると、あなたの思想はひどくアナーキスティックだが、同時に一面、共産主義にたいへんちかいんだがなぁ。
B あなたに会って、こうしてあなたを見ていると、あなたのオナカはふくれ過ぎていて、そのままでは寸法があまるだろうが、同時にあなたのカラダは棺おけに入るのに適当なかっこうをしているのだがぁ。
A からかってはいけません。私はマジメに言っている。
B からかってはいけません。私もマジメにいっている。

「<今日のアナーキズム>ある対話>三好十郎


ちかごろ妙に気に入ってる文章。
でも、このあと続く「対話」にはあんまり興味が持てなくて、ここまでしか読んでない。