ちょっと考え中

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

で、170頁あたりで「縁側」は「疎遠」の「縁」ってこと―日本家屋と疎外なんてことを考え中。
「雨の音が聞こえる」とか「セカンドバージン」とか「ハチクロ」のはぐと祖母の家とか。映画『グーグー』の上野樹里がマンガ読んでたってのもさ、とかなんとか。


で、なんか長女のシャチ姉ってルー・メイ・クァンとばかり思ってたんだけど、杉山さんだったんだね。
中原俊監督は漢字をろくに読めない動物と、漢字をろくに読めない動物使って、漢字もろくに読めない動物に向けて、名作を劣化リメイクしてる暇があったら、
幸役につみきみほみたいな人みつけて、佳乃役に有明祥子みたいな人みつけて、千佳役にボンバー荒川みたいな人みつけてこの作品をとか思ったけど、いまさら中原俊でも金子修介でもないよね。

ユリイカ2006年12月号 特集=監督系女子ファイル

ユリイカ2006年12月号 特集=監督系女子ファイル

ネオ・ヌーベルバーグとしての吉田秋生

さっき

ラヴァーズ・キス (小学館文庫)

ラヴァーズ・キス (小学館文庫)

を読んだ。
『LK』に風太、『海街』に美樹が出てることを確認。


吉田秋生が「アメリカ」好きなのは承知の上で、あえて彼女のマンガはネオ・ヌーベルバーグだといってみる(ヌーヴェルヴァーグとは書かない)。
『LK』に「冷たい月」、『海街』に「真昼の月」ってな章題があるから即

を出してみてもしょうがないし、北野武好きというの理由として弱いけど、『吉祥天女』『櫻の園』『LK』『海街』をべネックスもしくはカラックス系、『BANANA FISH』『夜叉』『イヴの眠り』をベッソン系作品と分けてみる。
そもそも「ネオ・ヌーベルバーグ」なんて分類自体が無茶なんだから、無茶に無茶を重ねてることは無視。ただ、ベッソンのあっけらかんぶりに比べて、吉田のベッソン系は「生まれ」や「血」に着目し続けてるけど。


どうも、その出発点が大島弓子アポストロフィーS」にあるらしいので、今からそれを読もうかと。