よ、若旦那!

杉浦日向子がこんなこといってる

江戸時代に住むのなら、どんなニンゲンが良いか。迷うことなく大店の若旦那です。しかももタダの若旦那でなく、謹厳実直な弟に家業を譲り、財産を半分こして風雅な地に若隠居するという念の入れようです。
(略)
要は江戸のディレッタントにあこがれているのです。

昨日寝る前に

決定版 鉄腕アトム解体新書

決定版 鉄腕アトム解体新書

をちょっと読んで、著者の沖光正さんに「若旦那」を感じた。この本アマゾンでのレビューもいっこだけでそれも★★★ってな評価なのだけど、おもわず「参考になる」を押してしまった。で、この本に関してはこのブログのことばがぴったりするような気がする。

2003年4月7日第1版第1刷

著者 1957年東京生まれ。別著に「鉄腕アト大ム辞典」。

アトムの生年月日は2003年4月7日。であるからこの本の第1刷は2003年4月7日なのだ。

この一点だけのために作られた本なのかもしれない・・・?
鉄腕アトム解体新書 - 投錨備忘録 - 暇つぶしに図書館で借りた本のメモを残すブログ

なんか、そんな余裕を感じる。
でもって『鉄腕アトム大事典』の文庫化

鉄腕アトム大事典 (知恵の森文庫)

鉄腕アトム大事典 (知恵の森文庫)

が、知恵の森文庫で、(多くの人が手塚の出版社といえばと答えるはずの)講談社の(講談社学術文庫はともかく)講談社文庫でもないのも、『アトム大使』が掲載された『少年』の、そして初単行本化の出版社*1だからなんだろうね、若旦那!