映画『グーグー』への疑問
冒頭の主人公以外の二人のモノローグに対しての疑問は消えた。それが「大島弓子」だからということなんで。
キャスティングのことだ。
いや、カヒミ・カリィを出せってことではない。同じ栃木出身の猫好きってだけだ。
*1
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問題はサバだ。
今までの大島弓子のセオリーを踏襲するならば、サバは少女の姿として描かれるはずなのに、そうは描かれなかった。本当のサバは避妊手術を受けたメス猫であるにも拘らず。体格も主人公である作者・大島弓子の倍以上ある。対照的に作者は少女のように描かれている。あたかもチビ猫のように。
吉田アミ「子宮で考えない大島弓子論」チビ猫とサバとグーグー。三匹(?)の猫の姿の描かれた方の相違
この文章を読まずに実際に観た時には全く抱かなかった疑問。でもこれって読者にはすんごい違和感じゃないの、シレーヌが乳首隠してたレベルの。
麻子先生演じる小泉今日子は153cmという小柄ななんで、170cmくらいの男前女優(例えば宝塚の男役)を配置すればすむことなんじゃないかな。富永愛でもいいけど。
で、実際に演じたのは15歳の大後寿々花。サバの享年14と「四月怪談」とのあわせ技なんだろうけど(まさか犬童一心監督が『映画秘宝』で語っていた「ホラー」ってのの帰結が「Jガールホラー」ってなミモフタだってことはないはず)。でも、それじゃ劇中何度か語られる「猫の年齢」との整合性がとれないよね。
ここは岸田今日子のCG出演でひさびさの「ダブルキョンキョン」共演ってのも考えても良かったんじゃないのか。あ、それじゃ『生徒諸君』になってしまうか。
それならいっそ↓こういうのだったら、確実に見にいく人を一人知ってる。
*1:ホントは昨日用の写真なのに反映されない