ゴンゾウは戦隊ヒーローものだった

まあついに「すずらん」まで - BEAT-MANgus(椣平夢若食い散らかし記)はヨタなんだけど、『ゴンゾウ 伝説の刑事』は等身大戦隊ヒーローもの、もしくは合体ロボアニメの影響下にあったのじゃろ、やっぱり『特撮最前線』のNET(現テレビ朝日)と東映臭がぷんぷんするじゃろ、って話。


つまりこういうこと。

色(役割) ゴレンジャー コンバトラー? ゴンゾウ
海城剛(誠直也) 葵豹馬 黒木俊英(内野聖陽)
新命明(宮内洋) 浪花十三 佐久間静一(筒井道隆)
大岩大太(畠山麦) 西川大作 寺田順平(綿引勝彦)
ペギー葉山(小牧リサ) 南原ちずる 遠藤鶴(本仮屋ユイカ)
明日香 健二(伊藤幸雄) 北小介 日比野勇司(高橋一生)

そんでもって番組開始時の主人公黒木が変身能力を失った(能力が無くなった、スーツを捨てたなど)、もしくはロボに乗らなくなったヒーローで、それがヒーローとしてのチームを再び形成していくって話だった。敵が巨悪じゃなくて個人だったのが惜しいが。
そう考えると『相棒』season6第11話「ついている女」/第12話「ねらわれた女」でみごとな追跡劇を書いた古沢良太が、あんなすっとこどっこいの犯人取り逃がしを書いたことにも納得できるでしょ。黒木の苦悩って石ノ森っぽかったしね。
寺さんの負傷→休職→復帰も大岩大太→熊野大五郎の交代。
でも、古沢1973年うまれなんで『特捜最前線』も『ゴレンジャー』も『コンバトラーV』もリアルタイムじゃないんだよなぁ。http://diary5.cgiboy.com/0/sanponohibi/覗いてもそんな感じしないし。たぶん製作の人たちの意向なんだろうなぁ、それも案外無意識の。


で、その「雑記」によれば『ゴンゾウ』のノベライズは松田美智子だそうである。
松田優作のあの独特のヘアスタイルを作った、あの松田美智子さんである。

越境者 松田優作

越境者 松田優作

優作主演のTVといえば『探偵物語』(制作:東映芸能ビデオ)

探偵物語』は映画のタイトルにもあって

で、これが典子さん的展開だと『いつか誰かが殺される』(配給はともに東映)

古尾谷雅人奥さん鹿沼えりは・・・ほらね!


(追記)遠藤鶴はモモレンジャーなだけでなく、ミンキーモモでもあった。
http://d.hatena.ne.jp/rszkillbill/20080910#p1
ちなみに石井聰亙ミンキーモモ好き。