明石家さんまと岡田斗司夫

誕生日がいっしょ…というだけ。
http://www.d4.dion.ne.jp/~warapon/data00/birth-0701.htm
誕生日がいっしょっていうことだけでなんか共通点があるのはずもなく、同じ「82年組」((『松田聖子中森明菜』の著者中川右介によれば「幸福率の高い」))で一年違いの7月13日生まれの、中森明菜石川秀美がその後全然違う道を歩んでいるとか、石川秀美と同年度一日違い(時差を考えればほぼいっしょの)のアナ・トレントとの(以下略)
なんで誕生日のことを書いてるかというとNHK「BSマンガ夜話」のとある回*1のエンディングで、いきなり岡田斗司夫さんが
「なんで、だれもおれの誕生日いわってくれないんだよ」
なんてすねたのをおもいだしたから。
はてなブックマーク - 岡田斗司夫氏の次の本『食べても太らない男のスイーツ』 - 伊藤剛のトカトントニズム

×××・イズ・デッド

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

初めてこのタイトルを見た時は、単純に漫画の神様=手塚治虫から「神は死んだ」のもじりだと思った。があとがきにこう書いてあって、ほうと思った。

もちろん、これは80年代英国最大のロックバンド、ザ・スミスのナンバーのもじりである。いや、正確にはその同名のアルバム“The Queen Is Dead”のカヴァー集“The Smiths Is Dead”が元のアイデアである。オリジナルから10年ほど経って企画されたこのカヴァー集からは、かってスミスが持っていた80年代ポストパンク的な内省性、文学性の重さを払拭し、ただの「ポップ・ミュージック」として再生しようという意図が感じられた。

スミスですか!『The Smiths Is Dead


さらにアマゾンの次のレビューでもほうとなった。

p295の記述にもかかわらず、私は本書タイトルからLA STYLEのJames Brown Is Dead(1991)を想起した。「動物化」の観点から考えても似つかわしい。

それもありなのか、と。


で、さらに岡田斗司夫氏の次の本『食べても太らない男のスイーツ』 - 伊藤剛のトカトントニズム

もともとジョン・ライドンが言ったとされる「ロックは死んだ。だがポップは生き残る」のもじりですし

なんて文を見つけてしまって、ああジョン・ライドンもね、である。でもって、ここで佐々木敦さん(だったっけ)が「NEWS BEAT」(だったと思う)での

9

9

のアルバム・レビューに「このアルバムを聴いて、"ロックは死んだ"ってのは脳死のことだったのだと解った」みたいなことがあったようなとか、このアルバムのドラマーは元「ザ・ポップグループ」ブルース・スミスだったなんてもんが浮かんだけど、そのまま消えた。


そんなおり2008-05-08 - 空中キャンプ

なぜわたしがオタク文化と距離があるかというと、そこにはやはり「かっこよさ」の問題があり、わたしはどうしても「かっこいいもの」にしか心が動かない。個人的には、オタク文化に欠けているのは「かっこよさ」であるような気がして、たとえばパンクとかスケボーとかDJはかっこいいからOK。ドストエフスキーとかヴォネガットもかっこいい。だから読む。そこはきわめて動機が軽薄なんですけど、かっこよくないものにはどうしても心が揺れない

という文を読み、なるほどと思った。


何がなるほどかというと「BSマンガ夜話」1997年9月25日放送の上条淳士『TOY』の回で岡田斗司夫氏はこんな発言をしているんで。

岡田 軽音部は大体ね、漫研かSF研の部室と取り合いになるんですよ。
大月 ああ
岡田 敵ですね
大月 敵です。大体ね、こういうね。英語の成績悪いのに英語の歌を歌うような奴っていう。アタマ悪いですね、はい。
大月 岡田さんは音楽ってあんまり、その趣味の中で存在してないんですよね。
岡田 いえいえさっきまで『地球防衛軍』聴きながら、がーっときましたから。
大月 (笑)いや、すみません。
岡田 その次は『ガンバの冒険』のエンディングテーマを聴いてましたしたし、そういう正   しい音楽は聴くんですが。
大月 そういうのが正しいのね(笑)
p212「岡田斗司夫の敵」マンガ夜話 (Vol.4) (キネ旬ムック)

もう、ROCKとかPOPとかPUNKとかは全部認定。
1958年生まれなんで、この高校時代はパープルとかツェッペリンとかクイーンあたりを聴いてる奴が敵だったということかいな。キンコンカンコン(「今夜帰さない」)とかズタタタズンタズッタズタタ(「マイシャローナ」)*2なんかはもちょっと後か…。

なんかこの辺りの「正しくない」音楽を聴いてきた人とはそりが合わないのかもしれない、と。

ケンシロウモリッシー(もしくはジョン・ライドン)

岡田氏が軽音ほど敵視してないけど、苦手としてるのが格闘技みたいで、(またまた)「BSマンガ夜話」の『北斗の拳』の回(1998年8月24日放送)で筋肉談義に講じるいしかわじゅん夏目房之介大月隆寛北野誠古田新太の各氏に囲まれてこういっている。

ああ、格闘技ファンがここほとんど全員だ(一同、笑)。肩身が狭いや。
マンガ夜話 (Vol.6) (キネ旬ムック)p258

ひとまず「『マッドマックス』の世界にブルース・リーが出てきましたっていう」なんて発言はあるんだけど、それを膨らますことしてない。


ちなみにムックでは「お前はもう死んでいる」が「一回か二回しかいってない」ことに注がついていて

「お前はもう死んでいる」は第1話に登場。有名なわりには、ごく小さなコマに出ているセリフ。(略)その後愛憎版2巻に「きさまはすでに死んでいる」のセリフが登場。さらに最終回のラストに「お前はすでに死んでいる」というセリフが登場している

とのこと。


…………えーーと。

×★ダ・○△オと「BS〜夜話」

http://www.nhk.or.jp/manga/main.htmlによれば、6月に「34弾」が放送されるとのこと。
岡田斗司夫氏は「BSアニメ夜話」も出演してるんだよね。


なのに近田春夫氏が出ていた「BS音盤夜話」は・・・


・・・・・・・

*1:おそらく2004年7月1日『ボーダー』だったはずhttp://www.nhk.or.jp/manga/main.html

*2:江口寿史「GO AHEAD」より