ジュンク堂で散在

えーっとホントは昨日一番欲しかった本は

日本の近代化と民衆思想 (平凡社ライブラリー)

日本の近代化と民衆思想 (平凡社ライブラリー)

だったんだけどなかった。
2007-08-30で久しぶりに「通俗道徳」って言葉に触れて、欲しくなった。
こうなったら古本でオリジナルを探そうかなぁ。(追記 高いんで止めよっかなぁ)
で、これがなかったもんだから、逆にいっぱい買ってしまったような気もするが、まあそんなもんでしょ。

[映画秘宝島]復活?

グラインドハウス入門!』は1960年代生まれなら知っているあの頃の映画を紹介する本になっているはずです(実はまだ読んでいない)。
でも、編集は田野辺くんだから大丈夫でしょう。
「グラインドハウス映画入門!」発売! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

開けてびっくり、「こ、こ、こ、これはかつての『映画秘宝』ではないか!」と。サイズも、紙質も、構成も、カラーページの入れ方も、全てが懐かしく、まるで10年前にタイムスリップしたかのよう。映画「グラインドハウス」の熱がかつての「映画秘宝」を復活させてしまったことの方が、個人的にはグッと来てしまった。
http://d.hatena.ne.jp/matsue/20070831

うーーーん。ぱっとながめた限り、QTインタビューの字の大きさは近頃の「××インサイダー」の水増し感が感じられないでもないが、その他は良さそう。
それに三留まゆみ姐さまの「名画座」案内は「秘宝」飛び越えて、「映画宝島」やないですか。
藤木TDCさんとリリー・フランキーの不在が惜しい。
で、『日本の〜』の分というのと、『怪奇映画の手帖』の続き(でもないけど)という意味合いもあって

それ以外

9月2日あたりに「で、8月15日が終戦記念日でホントにいいのか」という記事をいくつか読んだので

東アジアの終戦記念日―敗北と勝利のあいだ (ちくま新書)

東アジアの終戦記念日―敗北と勝利のあいだ (ちくま新書)

でもって、TVをカチャカチャしてるときにNHKでやってて、気になった
石橋湛山評論集 (岩波文庫 青 168-1)

石橋湛山評論集 (岩波文庫 青 168-1)

大学の研究室には湛山の全集か選集があって、ちょっとは気になってはいたんだけど、別冊宝島『保守反動思想家に学ぶ本』のリストに挙げられてて、なんか「保守リベラル」ってだけでスルーしていたのを今更ながら愚かだったと思う。
そんでもってその研究室にどーーーんと全集があったのが田中正造でってことを思い出して
田中正造文集〈1〉鉱毒と政治 (岩波文庫)

田中正造文集〈1〉鉱毒と政治 (岩波文庫)

田中正造文集〈2〉谷中の思想 (岩波文庫)

田中正造文集〈2〉谷中の思想 (岩波文庫)

中国の公害が話題になるとき、「日本も一度通った道」「でも、日本は反省して対策をとった」なんて問答を見かけたが、明治時代に一旦は盛り上がりながらもぽしゃった「足尾鉱毒問題」が口に上らないのがねえと思ってたし、三崎亜紀『失われた町』のモチーフの一つが谷中村だよな、と思ってたのに全く確認作業をしてなかったとかなんとかの言い訳しながら、『日本の〜』がなかったからという勢いで。