そー言えば、久しぶりだ、

「と学会」会員が書いたタイトルに「トンデモ」と入った本を定価で買うの。
著者原田実さんのサイト
(特に「寛政原本」の正体―『東日流外三郡誌』擁護論の自爆―は"東日流外三郡誌"ファンは必読。)

トンデモ日本史の真相

トンデモ日本史の真相

体裁は『トンデモ超常現象99の真相』に倣って、「俗説」(今回は巷説)を紹介して、その「真相」を解説する(哂っちゃう)ってなもの。

あとがきから読み始めたんだけど

人の営みの複雑さ、自然の力の多様性というものを理解しがたい人は意外と多いということだ。歴史上、原因が特定できないというものは数多くある、というより歴史上の事件はその原因を明確に特定できない方が普通だ。

という文にうんうんと肯く。
でもってしょっぱなが「信長はカソリックの謀略で殺された」(爆笑)参考文献に挙がっている『信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤う (新書y)』を読んでるときは、「謀略説」のあほらしさにうんざりさせられた(だって「そんな史料ない」の連続だもん)*1のだが、こっちは「トンデモ」としてもっと笑えるラインナップになってそうなんで楽しみ。

といっしょに購入。
※それにしてもアマゾンったら一昨日の昼間出荷して、福岡の田舎に昨日の夕方に届けるとは!プレミアなんちゃらいらねーじゃん。

*1:でもって、そんなバカチンの一人が井沢元彦で今や歴史の専門家面してんのが可笑しい