町山智浩にとって山崎浩一は敵側なのか

80年代に宝島にはまった人間で

退屈なパラダイス

退屈なパラダイス

なぜなにキーワード図鑑 (新潮文庫)

なぜなにキーワード図鑑 (新潮文庫)

をバイブルに挙げる人は少なくない。しかし、『映画宝島』『映画秘宝』を通じて山崎浩一はあまり登場していない。同じ早稲田大学の出身なのに。
町山の最初の単独映画ムック『映画の見方が変わる本』で山崎が「『グレムリン』猿マネ小悪魔に報復を」でグレムリンを担当」して、『〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)』で

グレムリン』を観て日本人(たとえば山崎浩一氏)は、この映画の怪物は日本人のことを言われているように感じた。

なんて名前だけが登場するまでに17年もの年月を必要としている。
で、例のインタビュー

一回、中森明夫さんがやってた連載ページの写真に出ちゃったら、みうらさんが「お前は敵だ!」って。敵の写真に出る奴はちゃんと落とし前つけろって。8時間くらい監禁されて、苛められて、丸坊主にされたんですよ。

でもって

中森さんが山崎さんを「ライター」のひとつの指標していることに問題を解く鍵があるのかもしれない。
ちなみに
おたくの本 (別冊宝島 104)

おたくの本 (別冊宝島 104)

は町山編集、MJ、中森執筆の揃い踏みである。
※写真は本文とは関係ありません、たぶん。