科学面ってどんな人が見るんだろ?

4/6付朝日新聞朝刊28面
「反証あってこそ科学 疑似科学との違いは―伊勢田哲治さんに聞く」
「あるある問題」に絡めて「疑似科学」の話題。インタビュー自体は非常に平易で読みやすい内容なんだが、例に挙がってるのが「今西進化論」

進化とはなにか (講談社学術文庫 1)

進化とはなにか (講談社学術文庫 1)

ってのはどうだろう。今西錦司を読んでるような人ならば、現在の「疑似科学」に関する情報はある程度持っているだろうから「あるある」を例に出す必要のない気もする。逆により多くの人に伝えたいなら「水からの伝言」「アルカリイオン」を例に挙げた方がよいような気がする。まあ「血液型性格診断」は出てくるけど。
それよりも何も伊勢田さんの著書で
疑似科学と科学の哲学

疑似科学と科学の哲学

は紹介されてるのだが、新書でより手に取りやすい
哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))

哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))

が紹介されてないのもなんかイヤ。ほんとその辺気配りがたんないと思う。みんながみんなこんな場合反射的にアマゾンやBK1紀伊國屋のサイトで検索書けるわけじゃないだろうって。