形見のイヤリング

先日買ったまま読まないでいた、というか物置部屋に直行していた

いのち輝いて

いのち輝いて

*1
2007-04-06 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダを目にしたら、急に読みたくなって引っ張り出してきた。
ちなみにアマゾンに白川和子著は三つ並んでいて、全部同一出版社(笑)。まあ、そっちの方面のことは少なくともこの本にはなかったんだけど。
イヤ、もうなんやかんや行って、その人生の濃さにお腹いっぱいですよ。奥さんをガンで亡くした二人の子持ち男と結婚して、とにかく子育てやらなんならに奮闘して、夫の浮気にぶちきれて離婚して、ガンと闘う中で復縁して、前妻が生んだ長男の結婚式に

こうして再び再婚をし、亡くなった奥さんの形見のイヤリングを身に着けて参列した私は、太郎の晴れの結婚式を実母の分まで、心から祝ってあげ

るような人生って。その前に傾いた映画会社一個立て直してるんだからね。
ちなみに今日の画像は

裸・はんなり―ロマンポルノ (京都ブックス)

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に載ってた速報なんだけど、『いのち〜』によればこの速報直前にバタバタとオーディションがあって主役に決まったらしいのだ。何人かの女優にオファーを蹴られたりとかもしたそうだし。
クレジットでは「美田陽子」が「三田洋子」になってるし。なんといっても西村昭五郎監督の紹介が「巨匠今村昌平の門下生」というのにエロにちょっと言い訳してるように感じるのは僕だけだろうか。これが西村監督が新人だったらいざ知らず。
涙くんさよなら [DVD]

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でもってどんな本にもサイトにも「日活ロマンポルノ第1弾」というのは
団地妻 昼下りの情事 [DVD]

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だけが語られるけど、1971年11月20日には『色暦大奥秘話』も公開されてるんだよね。ちなみに

では『色暦』の方がヘッドライナーだったりするのがおかしい。まあ、ふたを開けたら圧倒的に支持されたのが『団昼』だったんだろうけど、『色暦』もシリーズ化されてるんで全く人気がなかったわけではないんだと思うんだけどなぁ。当然のように主演の小川節子は

に出てます。
(小川節子が気になる方はhttp://www12.ocn.ne.jp/~nacky/yousei/yousei03.htmlを)
ついでに1971年 公開作品一覧を確認すると
男はつらいよ 寅次郎恋歌 [DVD]

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も同日に公開されてたりする。ちなみに東宝は「ひばり2本立て」。でもってその前後にはたくさんのピンク。『ホリデイ』*2でオスカーウィナー脚本家のイーライ・ウォラックが「昔は月に9本だったが云々」と言ってたけど、あれってインディを外しての話なんじゃねぇかなー。アメリカと日本じゃ違うかもしれんけど。

*1:同名の本がいつくかあるのね

*2:うわ、これを打ってたらTVで『ホリデイ』のCMが!