別冊宝島のくせに
日本の右翼と左翼―テロ、クーデター、暴力革命、内ゲバ …その“思想”と“行動”のすべて!! (別冊宝島 (1366))
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/11
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- 作者: 三上治
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 1985/06
- メディア: 単行本
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なんて書こうと思って買ったら、確かに若干の薄さを感じたもののかなり良い本だった。変な先入観はいけませんな。
特に巻頭の鈴木邦夫さんの「なぜ日本は右傾化するのか」には思わず手を叩いてしまった。
そして、自分たちはバラバラな個人なのに、一気に国家に繋がる。いや、そう錯覚する。「マイ国家」だと思う。だから日本への批判は自分個人への批判だと思う。中国や韓国で反日デモがあると、「なめられるな!」「やっちまえ!」と叫ぶ。「北の核は許せん。日本も核武装しろ!」と喚く。それで自分が強くなったように思う。なんせ自分は国家と等身大の巨人なのだから。
そうそう「セカイ系」なわけよね。
でも、鈴木さんがこんなこと云うと「右翼のくせに」なんて声が左右両方からきこえてきそう。