こんなはずじゃなかったよね〜

「悲しみTOOヤング」/田原俊彦

田原俊彦A面コレクション

田原俊彦A面コレクション

いや、何がって映画『手紙』。
監督をTV畑の人を起用したということは、ちゃんと話を分かり易く伝える映画を撮ってくれるもんだってな思惑があったはず。
なのになんだ、あのスタートからの青臭い映像表現は。PFFだのサンダンスだの受賞の一発だったり、テレ東深夜の連続ものの中盤の一回をやってみただったりみたいなグラグラ具合でさぁ。だったら若い監督に任せればいいやん。
だもんで途中からの気の抜けた火サスみたいな画には笑いこらえるのに必死だった*1よ。
あとは低学年の恵達は相変わらず頑張ってんなぁとか、あ、その山田孝之吹石一恵の『めぞん一刻』ありだよなぁとか、とにかく沢尻エリカったらSALAの意向で全シーンメイクばっちりで、GAGAHLでは「しゃれっ気なし」と書かれた工場時代のメイクが一番上級じゃなない?とか、そのエリカちゃんが関西方面の言葉で「差別」といえばアレだよねぇとか、そんなこというなら山田孝之が彼女の家で親にあって、2ちゃんが出てきて、秋葉原っていったらアレだしなぁとか・・・
で、そんなこと考えてたら終わりが近づいて、小田和正の声聴いたら、不覚にもグスッてなってしまったのが何だか無性に悔しかった。
ただ、これテレビの2時間枠で最初の事件、葬儀、余計な芸人関係のシーンを切っちゃって放送したら、俳優陣の熱演が浮き出てきて、ずいぶん印象は違うかも。とにかく2時間は悲しみTOOロング!

*1:間に合った海苔ちゃんから"今日は絶対嫌味な笑いはしないこと"と釘刺されてました