二連勝の持つ意味

マリーンズのヘタレ!去年の歴史に残る死闘はなんやんたっか!!!!
この2連勝で例によって福岡の猿ドモが浮かれてるようだが、昨日福岡ドームで僕は暗澹たる気持ちになった。あ、このチームではPSでは「思いがけない快投」とか「まさかの打線爆発」でもない限り勝てん!という思いが強くなった。
マジでマリーンズ恨むよ。ちょっとくらいお灸すえてくれなきゃ、昨日一昨日の「快勝」で問題点がまた隠れてしまうやんか。
まずはおととい。マリーンズ打線の歯車が狂っているのは分かる。でも吉田修二なんかを攻略できなくてどうする。これで88番が「小笠原」「稲葉」に通用するとでも勘違いしたらどうすんだ。
で、昨日の2点目は防いでくれなきゃ、バカの一つ覚えの「無死一塁犠打」を続けるよ。
ホントこの「無死一塁走者犠打」ってホントに好い作戦なのか。特に浅い回で投手の出来が不明瞭な時でもそうなのか。はっきり言って「ジーコオシムジャパン」が最終ラインでボール回し、一個前にだしてロングボールを連発してんのといっしょやん。サッカーだったらイッセイに「どこかでリスクを冒さなければ!」って批判が相次ぐところなのに。このままではこの場面でホークスが採る戦術は一つってことで相手を非常に楽にしてしまってる。マリーンズには失礼な話だが、昨日の試合はPOの練習にしても良かろーもん、なのにだ。
具体的に見て
http://www6.nikkansports.com/baseball/professional/score/2006/200609100hm.html
まずは、4回一死一塁走者柴原・打者本多。確かに清水の制球が微妙だったという点はあったにしても、ここで打者と走者の何らかの連携を仕掛けていい場面。結局は柴原単独盗塁失敗・本多三振。
続く5回一死三塁走者本間・打者大村。ここでも何ら仕掛けなし。結局は大村に打たせるにしても、「スクイズもあるぞ」ってなフェイクもなし。もうMの内野陣に何も疑念を抱かせることもなし。漫然と打ってショートゴロ。
8回無死一塁走者大村・打者大村。ここが福岡の何ちゃって解説者たちのいう「何でもできる一、二番」だったら、もっと工夫が欲しい場面。結果的に犠打が成功、田上の適時打で追加点だったのだが、あの場面でボビーが執念を見せて薮田にスイッチしていたらと思う場面。というのも田上にセオリー通りの内角攻め、それを右に持っていかれたのは、投手清水の球威に問題があったのではと思うのだが・・・

ただね。もし、このまんまの三年連続のPO敗退*1を真剣に考え、体制を
王貞治総監督
秋山幸二監督
井原春樹チーフ兼作戦コーチ
平野謙外野守備・走塁コーチ
辻発彦内野守備・走塁コーチ
なんてもんに組み替えたりしても、ちーっとも面白くないような…というか福岡に合わないような気もしてきた。
はっきりいって森脇島田の"良い人"コンビって水が合っとーちゃんね。
もしかしたら、とっとと根本の遺産が費えて、元の「ホークス」に戻って、「勝ったら嬉しい」チームとなったら、今の「負けたら悔しい」より応援のし甲斐があるのかもしれん、とか思ったりして・・・
もしそうなった時、昨日の試合で一番「野球愛」を感じた瞬間−九回表"今シーズンのPO進出"が今にも消滅しようとした場面で、声が続く限り「俺たちの誇り」を合唱したマリサポ、そのような魂=ソウルを示すことができるのだろうか。

*1:いや、もしかしたら勝つかもしれんけど