最期は福岡で

僕がプロ野球好きになったのは「今でも西鉄ライオンズファン」の母親のおかげである。父親と弟は野球に興味ないので、今考えるとぼろっちい平和台球場で二人は暇だったんだろうなぁと思う。
でもってその母親が誰より好きだったのが仰木彬さんだった。母が若いころ女性が野球場に入ること自体が奇異な目で見られている時代に、客席から「おおーぎさーん」と黄色い歓声をあげ、球場中が沸いたエピソードは以前もここに書いた。
西鉄ライオンズ仰木彬という魅力的な二塁手がいなかったら僕はこんなにプロ野球に興味を持たなかったかもしれない。
一時期ホークスの監督を熱望しているとの話を聞いていたが、今シーズン来福の際に「九州に来ると地元に帰ってきたと思いますか」との問に「わしの地元は関西や」と長年大阪・神戸の指揮をとってきた漢は力強く答えたのだった。
息を引き取られたのは福岡市内の病院だったとのこと、最後の言葉が九州弁だったのかどうか。
謹んで仰木彬監督のご遺徳を偲び、哀悼の意を表します

バファローズやねん

昼のローカルニュースで仰木監督の逝去を伝える多くのボケチンが「バッファローズ」と発音していた。ああ故人が悲しむようなことしてどうする。http://www.npb.or.jp/teams/
ちなみにバファローズはライオンズの名称変更でパ唯一の企業名オンリーとなるのだが、今のダブルフランチャイズなんていういびつな形じゃ、神戸とか大阪とかを冠することが出来ない。当然阪神なんてもってのほかだろう。
だったら「関西オリックスバファローズ」とか「近畿オリックスバファローズ」なんてのはどうかな。