しつこく千明様

でもって「ヴォーチェ」10月号「肌をキレイに見せる新色メイク」。相方が買って来たんで。
いやー、言いたい放題です。

今度の『妖怪大戦争』も、、また、悪役なんです(笑)。でも"悪"を演じるのは好きですね。

って、編集者ども完全に映画ノーチェックだー。この特集の表紙飾るのがかなり"悪役"だっていうのに。
でもって今回の写真については

今日は'60年代風の女の子をイメージして、撮影のときは、とにかく『きれいに見られたい!』って。その一心でした。

どうでもいいが、句読点や鍵括弧の使い方が微妙に変じゃないか。60年代の前に「'」は不要だと思うし。「女優魂」でファッション誌ライターって出てきてかなりエラソーだったけど、この記事読んだだけで判断するのも反則だろうが何だかなぁ、だぞ。
それはさておき、今回の「60年代」、コレクターズとかピチカートのバイアスがかかった60年代って気がする。
多分お手本の一つがリチャード・レスター。でもってその代表作といえば

ナック [DVD]

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そのタイトルを拝借したバンドと言えば
ゲット・ザ・ナック

ゲット・ザ・ナック

デビュー当時「ビートルズの再来」*1と言われたバンドは数々あれど、タイトルまで(『ミート・ザ・ビートルズ』)も意識して売り出されたのはこのバンドくらいのものだろう。
その影響力たるや、江口寿史の名作ロック漫画「GO AHEAD!」で主人公たちのバンドピーチボーイズのレパートリーとして「年下の男の子」とともに「マイ・シャローナ」が登場するほどである。そのくらい当時ナックはポピュラー*2な存在だった。
で、問題はその「マイ・シャローナ」の印象が強すぎて、どっかの低脳が書いたか言ったかした「一発屋」なんて戯れ言を鵜呑みにした別の低脳が、そのままこのバンドのことを表現する便利なアイテムとして使用しているのである。
冗談じゃない。
アルバムとしての評価が高い2ndの存在はともかく、上記のアルバムからの2ndシングル「グッド・ガールズ・ドント」だってメチャクチャ流行ったんだからな。


で、話は戻って、千明様是非『スクラップ・ヘブン』ではキレイなお肌を見せてください。とっくに撮了してるんで今更願っても仕方ないんですが・・・
"良い女の子は肌アレなんかしない"んです。あ、悪いのが好きだって云ってるんだっけ・・・
※ちなみにもっと分り易くリチャード・レスターとナックの関係を説明するなら

ハード・デイズ・ナイト [DVD]

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を加えれば良いはず。
ついでにいうと邦題『ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」をつけたのは水野晴郎センセ。ちなみにセンセったら「Beatles Come To Town」と混同していたとかいないとか・・・ヤア!ヤア!ヤア!は「シー・ラブズ・ユー」聞いて日本人にはYeah!よりヤア!だろうというセンスは後の『シベ(長くなるので略)

*1:ずーとるびの再来ってのはあまり聞いたことがない

*2:そういえば近頃この言葉聞かないなぁ