またもや早すぎる・・・

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050725NT001Y99425072005.html
杉浦日向子がいなければ、僕はアンチ「忠臣蔵」にはならなかったに違いない。
彼女がいなければ、僕も幕末に関心を示さなかったに違いない。
もっともっと江戸の「のほほん」を・・・
ご冥福をお祈りします。
竹熊メモ【訃報】杉浦日向子さん死去

この人の『吉良供養』（『』所収）は大傑作だ。マンガ家としての才能と、時代考証家としての知識が、ここまで高度な融合を遂げた例を、俺は知らない。読めば「忠臣蔵」に対する見方が１８０度変わる。
「『大義』が殊更物々しく持ち出される時多勢人が死ぬ。快挙とも義挙ともはた壮挙とも云われる義士の討ち入りはまぎれもなく惨事だと思う」「大義悉く滅す」（『吉良供養』より）

ゑひもせす (ちくま文庫)