ある漫画

僕は基本的にマンガ週刊誌を買わない。ひょんなこと(大切な友人からのメール)がなければこれも読まなかった。だからそのマンガがどういうものなのかは全くしらない。初めて読んだ、その作品自体の全体像や世界観を全く把握していないので、僕がとやかく言うことではないのだろう。
話はそれるが作品に対する事前の「検閲」や「圧力」はあってはならないと思う。そのことは町山師父の例の記事の件についての配給会社の行為は許しがたいと思っている。
しかし、だからこそ、送り手は責任を持って作品を世に送り出さなければならないのではないだろうかとも思っている。
その作品のある台詞を引用する。

(金で何でもできると思ってる小学4年生の大和屋くんが)
僕のお父さんはアニメのルパンの脚本家をやってた大和屋竺といってね、印税ガンガン入る大金もちなんだよ。
最近なんかはさ、ハーツクライって、強い競走馬をプレゼントしてくれて・・・
それが勝つと、全部僕の小遣いになっちゃうんだ。

いつもの僕なら知ったかクン全開でいきなり爆発しちゃうんだろうが、現在自分の映画等々に対する「思いいれ」「愛」の無さ、底の浅さを実感しているので、この件に関して僕にそれはできない。
しかし、『映画秘宝』方面の人、「ピンク映画」「アクション映画」などの映画をこよなく愛している人、『ルパン三世』や『探偵物語』等を心から愛している人にとって。この部分は見過ごすことができないものではないだろうと思っている。
そもそも『ルパン三世』に大いにリスペクトを示して、物語の重要なアイテムに大和屋竺脚本「魔術師と呼ばれた男」に登場するパイカル(白乾児)の名づけた青山剛昌名探偵コナン』が同じ雑誌に連載されているいうことを、この作者と担当編集者はいかように考えていたのだろうか。
あと、僕は競馬には全く分らないんで、このハーツクライがどんな競走馬で馬主さんがどんな方(々)なのかはわからないんだけど、そちら方でも何かつっこみどころがあるような気がする。