朝三暮四

どうもこの故事成語は騙されるバカを例える言葉として認識されてるんではないだろうか。
この言葉のネタ元『列子』では

聖人以智籠群愚、亦猶狙公之以智籠衆狙也。名実不虧、使其喜怒哉。

と結んである。
つまりは、小ズルい人間はすぐ騙すんだからねえという話で、騙されたサルをバカにする話ではない。
しかも、今の「健康ブーム」の流れでいくと、朝多く夜は少なめの方がヘルシーということになってる。もしかしたら猿はそれを踏まえて喜んでると考えることも出来ないだろうか。
だったら現在でのこの「朝三暮四」の意味は「バカにしたつもりだろうが実はバカなのはそっち」ということにしてもよくないか*1

*1:裕福でない中で頑張っているこの猿おじさんを悪くいうのもなんだかなんだが