小五郎大活躍!『水平線上の陰謀』

うー、ある方面からネタバラすな!と激しく釘を刺されているんであれなんだが、小五郎かっこいいぞ!!
しかしまあ、諸事情から公開翌日の日曜の昼間に観るという暴挙に出た僕ら。トリアス久山に着いて前売り券で座席指定をする際に「この作品は大変混雑しております」なんて初めて言われた。それでも最後列のセンター席を確保。
1番スクリーンってのも初めて。二人で口揃えて
「こんな広い会場あるんだ」
当然親子連れが大半なんだが、意外にカップルや女性コンビが多い。女性コンビは必ず「コナンコンボ」を携えている。
そんでもって席に着いてこの席をあてがわれたか納得。家族とその他を別区画に配置させると言う意図なんだ。どうりでさっきの窓口の女の人若干うんざり気味だったんだ*1。で、僕らの右側はずらり「女性コンビ」左側はカップル。あれ、僕の左側にぽつんと一つ空きがあるぞ、と思ったらトレーラーが流れ出す寸前に女の人が一人でやってきた。この人が強力。トレーラーにはほとんど気にせず、携帯をずっと観てる。おそらくファンサイトを確認してると推測され、ぼそぼそと何か喋っている。恐るべし『名探偵コナン』と思っていると会場のあちこちでお約束の「ジュースこぼし」が散発する。「邪魔なガキドモだな」とかほざく僕に相方が僕に釘。
「こらこらこれは子供のための映画!こんな時間に着たあんたが悪い!あんたの方が邪魔!」
そりゃそうだ。大人しくトレーラーを見る。
何でもいいが「電車男」流す必要性あるんか、この客層に。『タッチ』は長澤まさみのプロもだし。で『交渉人』タイアップの携帯の注意の際に試しに「けっ、『時計じかけの摩天楼』じゃん」と言ってみた。左側からニヤリと言う音が聞こえた。してやったり。
そんなこんなで上映開始。早々に「もう帰る」という声が。
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終了後相方は本編より周りの方が面白かったらしく
「ねえ左側の女の人。××くん(僕)が大笑いしたら、それから安心して笑ってたよ。それまで遠慮してみたい。それから新一というのが画面に登場したら右側から"きゃー"と言う声が聞こえるの。みんな好きなのねー」
で、中身はと尋ねると
「だってあの女の人の声優さん。私の中では『ナウシカ』の(長いので略)だし、それに彩波レイが彩波なんだもん。でもローレライより面白かった」
だそうである。
僕の感想は(・・・ネタバレなしでいえないので自粛)。それに実は今回は(これも自粛)
しかし例によって「美奈子」と言うネーミング。ビーナスだろ。相変わらず細かいなぁ。ただ、子供相手にこんなことまで本気でやってる姿勢が映画を面白いもんにしているんだと思う。ひとまず「28」の製作者どもは一度正座してみた方がいいな。*2
とか言う僕も1年前だった決して観ることは無いもんだっただよな。

*1:彼女の名誉のために言っておくが僕は全く不快感を感じていない。なぜなら彼女に誠意を感じたからだ。誠意をもって仕事をしていてもうんざりする時はある。やっぱりこんな時間にオジサンとオバサン二人は迷惑だもん。

*2:そういえば『ベーカー街』は「D」や「28」と似た大人の思い違い炸裂してたけど。