エヴァ恐るべし

やはり、『新世紀エヴァンゲリオン』よりによって『BSアニメ夜話』の放送日にこんな事件がなくても(EVAはエバーじゃなくてエヴァだろ)というくらい、やはり事件性には尽きない作品である。乗客の人にってはまさに「ファーストインパクト」であったろう。
昨日の放送内容自体は宮村優子の口から「オナニー」というのが聞けたくらいで、まあさほどのインパクトはなかった(だって今、あの番組って舞台裏の方が面白いんだもん。参照裏モノ日記)が、それより今回はラインナップが興味深い。
昨日、唐沢議長が指摘した、その後に雨後の筍のように噴出した「エヴァごっこ」の最低の極北『C』*1の原作が明日の放送で、VSノスタルジー(逆かも)のリアルファイトの『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲』を挟むというところにNHKとアマゾンの悪意が感じられて嬉しい。やっぱ、みなさん『C』にうんざりした方々なのね。
http://www.amazone.co.jp/works/anime3.html
しかし、『クレしん』といい、昨日放送された『名探偵コナン 銀翼の奇術師』(これも「列車シーン」を外さないとなど、エンタのツボを押さえた快作。単純な勧善懲悪ではないのにも関わらずスカッとしているのもいい。)といい、アニメではしっかり主人公は踏ん張って、頑張っているのである。
何ゆえ実写の製作者どもだけが「シンジ法*2に呪縛されたかのように、かくも頑迷に「主人公はただウジウジしている」ってのを遵守しているのか、そっちの方が問題だ。
なんで「深いテーマ」と「画面の爽快感」は両立できるんだってことがわかんないかな。予算のせいにするんなら初めっから作んなきゃいいじゃん。
とにかく『C』『D』『28』の主要スタッフは『クレしん』や『コナン』の制作進行やお茶くみからやり直せ!

*1:『C』を観て、"深い"といってる頭が不自由な人がまだまだいるが、あれは整理できてないから一見難解とかに見えるけど、単に退屈なだけじゃん。破綻しキレてないし。だって庵野監督に渦巻いていた過剰な情念がキリシーにはないんだもん。

*2:http://d.hatena.ne.jp/shidehira/20050327/1111851333