初めて音楽に感動した。

日刊スポーツがこそっと「卒業の歌」アンケートを行い、その結果を発表した。1位でさえ75票というこじんまりさなので、これが有効な投票結果とはどうしても思えないが、なかなか面白いことになっている。
まず、おニャン子の「じゃあね」が14位までにランクインしていないのである。大丈夫かソニー団塊Jr向けCD。日刊スポーツも人が悪い。ソニーにおしえてやりゃいいのに。まあソニーが気付かないのがマヌケなのか、ソニーにしてみりゃこんなチマチマしたアンケートどうってことないのか分らんが。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=MHCL-520
で、笑っちゃうのが1位・斎藤由貴「卒業」、2位・尾崎豊・「卒業」、3位・海援隊贈る言葉」なんていうさもありなんなTOP3に続くのが、川島あい「12個の季節〜4度目の春〜」なのである。まあたった33票なんでこのランキング自体がどうとでも云えるようなもんなのだが。
可笑しいのがこの曲についての投票者のコメント。

ラジオで初めて聴き、音楽というものに初めて感動しました。
 (40代男性)

そこまでしてこんなアンケートに参加したいんか、このサトミは。それともマジなのか。そもそも「ラジオで初めて聴き」という文が何か変だ。もし要約だったら、この文の流れのおかしさに気付かない記者がサトミ。それに「音楽」なんて大袈裟な表現がどうしようもなくサトミ。自分の人生がスゲー詰まんなかったことを発表してどうする。親戚だったら納得しないでもないけどさあ。
こんなトホホな回答しか返ってこないショボイアンケートを28面いっぱい使って紙面を埋めなくちゃいけない日刊スポーツが哀れ。