脳死中の文学をそっとしてやれないタコ。

いやあ久しぶりにPCの前で腹抱えて笑った。
唐沢俊一議長の「一行知識掲示板」にまたエイリアンが出てきたもんで。

こんにちは
「日本文学の革命」という文学運動を行っている関場というものです

「日本文学の革命」とは、衰退状態にある現在の文学状況を打破し、日本文学を復活して、
新たに前へと前進させてゆくことを目指す文学運動です

あなたにしてもらわなくてもけっこうなんだけど、人が勝手にやる分はかまないといえばいえなくもないか。

日本文学には、いまだ未開発の大きな可能性が眠っています
これを発掘して実現することができたら、文化や文学はもちろん、
日本社会にも多大の利益をもたらすことができるような可能性です

この辺りの文章、並みの神経じゃ書けないぞ。まあ文学をどんなもんと考えてようと知ったことじゃないが、文章のセンスが全く欠落しているのが泣きたくなるほどいい。
で、いったい何が言いたいん?

しかしこのままではこの未開発の可能性を実現できないまま
日本文学は衰亡しかねないのです
それを防ごうと日本文学の復活のために立ち上ったのが
この「日本文学の革命」運動なのです

具体的な文学活動は下記のホームページで行なっていますので
どうかご覧になってください

  http://www5a.biglobe.ne.jp/~rjltof/

覗いてみましたが3分でギブアップ。明日、クーデターが起きて社民党とか日共が政権とるより、小倉優子がPRIDEヘビー級のチャンピオンになるよりも、彼が文学革命を成し遂げる方が可能性が低いのは10秒もあれば解る。*1時間がものすごく余ってて突っ込みいれて遊びたいような人だけ飛んでください。時間を無駄にした!なんて文句を僕に言われても困るからね。

現在の文学界には、自ら変革を起こす力がありません
無気力・退嬰・硬直状態のまま、ずるずると衰退してゆくだけです
この状態を打破し、変革を起こす力を持っているのは、実にインターネットなのです

この人「文学」を珍獣か絶滅種か何かと思ってるようで。
また、自らと書いて主体がどこにあるか不明のまま、「インターネット」なっていう手段の話になっちゃっている。
まずは小学校の作文からやり直したほうがいいかも。

インターネットの人々がこの変革に協力してくれたのなら
「日本文学の革命」は必ず実現できます

何それ、インターネットの人々って?
なんかスゴイ誤解の上で過大な期待してるような気がする

日本文学を変革し、古い文学状況を打破し、
新たな地盤の上に新たな文学世界を築くことが可能になるでしょう

この手のおめでたい人たちの特徴がよく出てるねー。「古い」とか「今の」等の言葉に混乱が見られてて、結局「いつの」ことを嘆いているのか解らんというような。
あんたは「復活」というのならいつの時代に戻したいの?

インターネットから日本文学を変革します

まあ、このタコスケがネットにどんな期待をしてるのかは解らんが、ネットをちょっと巡回してみれば、自分の思考能力や筆力がどれだけ拙くショボイものかなんてことが解るサイトにぶつかりそうなもんだが。この手の人って他人の文章を自分本位にしか読めないし、「場」とか「空気」とか読むのものすごく苦手だもんね。
というか、これを書き込んだのが「一行知識掲示板」というところで、こんな長大な駄文載っけちゃう蛮勇は認めないけど、笑ってあげよう。
こいつが一番ダメな点は「日本社会にも多大な利益」とかいってるところで、あまりに背中が煤けてる。
現在「脳死中」の文学が時折息を吹き返すことがあるとしたら、ひとりの人間が突然にょきっと顔をもたげことにすぎないのであって、「運動」などとは無縁であるという認識に欠けている。そんなやつに心配される「文学」というのも落ちぶれたもんだ。「文学」が可哀相になってきた。
なんでこうも中山ヒデ*2な人たちって次から次へと出てくるんかね。

どうか応援のほどお願い致します

金輪際いやだね。でもこうやって相手してはあげたからインターネットの人って善い人でしょ。

*1:それ以前にこの文読めば判るわな

*2:ヒデは裕次郎好きが高じて「21世紀の裕次郎になる」といった暴言を吐いたとき。故・ナンシーー関が「お前もほんとに裕次郎が好きならヒデが裕次郎だったらいやだろう」というカウンターを食らわした故事による