9/29一枚買ったら一枚ただ第3弾

DVDが安くなんのはいいこと。あの『ファントム・オブ・パラダイス』が999円。今までが暴利だったのよん。きっと。
でもって、今回は『さらば青春の光』と『ストリート・オブ・ファイア』というおおぴらにいうのが恥ずかしい2枚がお目当て。

『さらば〜』は出来はいまいちだけど大好きな一品の洋物1位*1
フーのアルバム『四重人格』の映画化。モッズとロッカーズの因縁そして抗争。そして、何よりもファッション*2・音楽・まずそうな食い物などなど。なんと言ってもパーティ乱入「マイジェネレイション」てなシークエンス観てかっこいいと思わないほうが間違っている。ありきたりなんてレビューかいている(例によって南米大河)あいつ絶対あったらいじめる。
この映画いろんなとこでいろんなこといわれているが、やれ黄昏てく大英帝国の青春群像、やれ実際にあった暴動を基にしたすさまじい若者たちのエナジーが、やれ音楽ファッションなど当時を知るテキスト云々...しらん、そんなこと。
僕にとっては併映の「ワンダラーズ」*3じゃなくこっちを選んだことがその後のチンカス人生を象徴している、あえて踏み込んだ迂回路的作品。僕も人との心理的距離感を取るのが上手いほうではないのでジミーにものすごく重なる部分があった...なんて書くとウソっぽいが、結構その後の僕の人生のしょぼくれ感はこの映画で育まれてきたというのは本当の話。
ただ、その後でこの映画の正しい解釈を聞いて愕然とした。いや、だって最初のシーンさあ(ネタバレアリ自粛)。僕は飾りがついたべスパを放り出すだけの踏ん切りがつかないままなんだと実感するためにも早く手に入れたい。

『ストリート』はその時いっしょに見にいった女の子*4が以前モノスゴくワントラックマインドだった男にばったり出くわしたもんで彼女アップ僕ダウン。ふう映画の間中、僕の共感はマイケル・パレでなくリック・モラニスへとじわーと寄っていってラストで落ち込んでしまいました。*5
映画を見終わった後「何落ちこんどん?」「俺じゃないほうがよかっちゃろ」とあまりにかみ合わない会話をしたのがまるで昨日のようだ。たあだ、その後ビデオで見返したときはそんなことすっかり忘れていて、あのズバババアバ(俗に言うSOFワイプ)とかの単純カッコよさいいなあとか、なるなら「ひきあげろう」ていうっデフォーの手下がいいなあなんて、やっぱしマイケル不在で喜んでおりました。うーんダイアン・レイン当時好きだったかどうか...正直覚えてないな。ただ、妖し目系好きになんのはもちょっと後でしたけど。

*1:和物1位は『沙耶のいる透視図』これは出来最悪っていうか映画の態をなしていない。でもどうしようもなく魅かれる一品

*2:今なぜかペリーのポロシャツにリーバイスという年甲斐もないカッコしてる

*3:福岡の田舎じゃやっぱワンダラーズの方にシンパシー感じるやつは多かった

*4:この後別の女といった『時計仕掛けのオレンジ』でそのクソ女寝ちまいやんの。15年ぐらい女性と映画が観れませんでしたよ、おいら

*5:その後のマイケルの落ち目の原因はあれから1週間ほど僕が呪っていたからに違いない