フカキョンの自然体?

朝日新聞のそンなばかな!原稿が通ってしまうチェック機能のダメダメさには慣れっこになってきて、多少のことでは驚かなくなった。
http://d.hatena.ne.jp/shidehira/20041210#p4
でもってサトミだらけのこの新聞にまた出てきました、サトミが。ほかのことならいざしらず、ことTVのことで僕の目に留まったんなら、1192つくろう鎌倉幕府が許してもこの食い散らかし仮面シデヒリンが許しません。
そんでもって、雑崎徹、こいつが今回のサトミだ。このタコ3/1付夕刊で『富豪刑事』での深田恭子のことについてつぎのようなことを書いている。

無頓着に見えて、実はしっかり
小説の中では可能でも、実写ではおよそこっけいな設定を許してしまえる作品に仕上がっているのは、彼女独特の"自然体"に負うところが大きい

この文の前半部分、これが文章で飯を食っているものが書いたとは思えん。楽天広場の小学生が書いた日記でもこれよりましな文章はいくらでも見つかるだろう。だいたい「可能」と「滑稽」は対にならんだろ、普通。
どうせ、おそらくこのタコは原作は読まずにTVもろくに見もしないで、このコラム(みたいなもの)を書いてるはず。

役作りを考えるとき出来上がったイメージはそのまま採用される。昨年ヒットした『下妻物語』もそうだった。

こいつ『下妻』も見てないな。
莫迦だねえ。こんな記事をOKってことは、おそらくホリプロも何ゆえ『下妻物語』や『富豪刑事』が様々な層から賞賛されてるのか掴みきれてないな*1
映画秘宝』3月号に載った中野貴雄監督の文とどっちがちゃんと深田恭子を捕らえているか小学生にだって分ると思うけどな。

サンダーバードの人形より表情に乏しいフカキョンを、あえて「人形」として演出するとは!

まさにこれ。今度のも荒唐無稽な設定の主人公を「深田恭子」という人形が演じているからこそ成立しているわけじゃん。でもそれってジョン・ウェインがいつだってジョン・ウェインを演じていたり健さんが…ってのと同じことでエンタの世界じゃ大事なことだって。多分この人、『金八』と『ごくせん』では未だにドラマとして前者が優れているとか思っているような、終わっている人なんだと思う。だもんだから「自然体」なんていう不自然な言葉引っ張り出してこないと「理解」できない、とても可哀相なひとなんだろう。
おい雑崎くん、ちょっと前に日刊スポーツにおいて梅田恵子姐さんが「ごくせん」のこと書いていて、その中に「今の若い視聴者は虚構は虚構というのを分っていて、それを面白がっている」という言葉が引いてあるんで一回読んでみたら。それから、今度なんかTVのこと書きたいときにはgooブログかなんかで検索してみろ。お前よりずーっとさえた文章書いているやつ山ほどいるから参考にしたほうがいいよ。
http://blog.goo.ne.jp/search/search.php?status=select&tg=all&ts=goo&st=time&dc=10&dp=all&MT=%C9%D9%B9%EB%B7%BA%BB%F6&ts=goo&da=all&act.search.x=56&act.search.y=15
で、タコの話はこれぐらいにして、次の深田恭子の主演作品は『プリンプリン物語』の実写版ってのはどうだろう。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/kindan-hm/purinpurin.html

*1:まあそんなんが分るくらいだったらあんなことは起こってないね。http://d.hatena.ne.jp/shidehira/20050219#1108808258

意地が悪い人たち、素直な人たち

ちかごろの【はてな】で楽しく傍観させてもらったのが二つある。
まずはこれ http://www.hatena.ne.jp/1107862834
高2→将軍意地悪いよね、15番以下の人たち。どっかのピュアが俗説引っさげて「源氏」を持ち出すのを手薬煉ひいて待っていた!という感じですもんね。家康が「源氏」を名乗ったのって「征夷大将軍」なんか全然頭にない三河時代*1だし、信長がもしなってたら「平氏」将軍が誕生したかもしんないじゃん*2いやあ、笑わせてもらいました。
もひとつはこれhttp://bk1.hatena.ne.jp/1109084237
はじめ「自分の正確がおっちょこちょいというか、軽卒というか」ときたときゃ、正直トラップと思った。普通そう思うだろう、こういうとき「性格がおっちょこちょい」を「正確が」なんて書いてくるっつーのは。
この質問者の履歴みてみるとけっこう前向きなんだは、これが。だから尚更トラップだろうと思った。そんでもって、しばらく回答がアップされなかったんで、みんな警戒してんだなと思ってた。
ところがどっこい2,3日前に結果が出ていたもんだから、もーびっくり。
質問日時:2005/02/22 23:57:17で最初の回答が2005/02/23 01:04:59
一週間もほったらかしにしてるんだもん。
しかしというかやっぱりというか、回答される方も最後の人除いてみんなピュアばっかりだし*3。唯一使えそうな最後の本がBK1で「現在お取扱いができません」なんていうオチまでついているし。「超」MBA式ロジカル問題解決
本当にありがとうございます。
何でもいいが、みんな意地が悪いぞ。だって「それよりまず質問送るときに推敲するクセつけた方がよくありませんか」なんていう誠意大将軍な回答誰もしないんだもん。

*1:氏長者の話はまた別。

*2:それを望んだから光秀がキレたという説もあったりすることはする。

*3:らもを推薦してる人は天然なのかそろばんなのか?

老婆心

ふとおととい見た『END OF CETURY』のことで気なることが一つ。
それはあの映画でハートブレイカーズを知った人がリチャード・ヘルが在籍していた時代がハーブレイカーズのど真ん中と誤解してしまうんじゃないかということだ。別にそれはそれでいいんだけど、画的にはジョニサン、ヘル、ノーラン揃い踏みのあれっていうのは文字通り「絵になる」し、まさに貴重ではあるんだがシド・バレットがいたときだけがフロイドとかブライアンがいたとき「だけ」がストーンズというみたいなもんで*1、何かちょっと説明不足ではないかと思ってしまうわけである。
もしかしたら、今の若い子*2たちは僕らりずっと賢くて既にあれはあれ(もしくはあれはレア)ってということをちゃんと理解をしてるのかもしれないけど*3
老婆心ながらひとまずこれでしょというのをあげておこうかな。
何かいつも自分がケチつけてる「教科書」的な行為なんだろうけど。
So AloneYou Can't Put Your Arms Around a Memory

*1:まあこの二つにはそういう意見も多いが

*2:こういう表現はあまり使いたくないが

*3:誤解したからってちっとも悪くはないというのもあるしなあ。