チエ熱・微熱

昨年来の典子さん(渡辺典子)熱が鎮静したとおもったら、今度は千恵熱である。
きっかけはフジの昼ドラの出演者「山本みどり」を画像検索したらトップにでてくるhttp://buta-neko.net/blog/archives/2006/02/post_677.htmlで、古谷一行主演の二つの「本陣殺人事件」のうちの83年度版で鈴子を演じてる牛原千恵ちゃんの写真を見て中学生のころのホント一瞬トキメキが蘇ってしまったのである。


僕が彼女を初めて見たのは映画加藤剛栗原小巻主演『子育てごっこ』の娘役で、確か学校の講堂か公民館での子供会映画鑑賞会だったと思う。まあそん時は特になんとも思わなかったんだけど、明星か中2コースで『金八』の次の『1年B組新八先生』の予告記事で見た彼女のなんともいえない可愛さに胸がキュンとなってしまい、生まれて初めてファンレターなんてもんを書くなんてことまでしたのだった・・・のだが、いかんせん『新八』がちーっとも面白くなんないので、いつのまにか「ワールドプロレスリング」に戻ってしまうなんていう根性なしの結果、彼女への想いはしぼんでいった。彼女に似てて一回り花のある松本伊代の登場もその原因だと思う・・・早い話がそんなに好きじゃなかったんだろうなぁ。
で、それから2年後通学途中に『ひめゆりの塔』のでっかい看板があって、そこに古手川祐子に抱かれた彼女がお顔が見えたころにはすっかり中森明菜のファンであった。

そんでもって、この二十数年ぶりに彼女のことが気になってググってみたら、演技者としての才能を絶賛する記事が多かった。
上掲の

で、原作を読むと判るのだが この「本陣殺人事件」では 鈴子という少女が物凄く重要な位置にあるのだが、77年版の「西崎みどり」より83年版の「牛原千恵」の方が遙かに良い。

をはじめ

二時間枠の中で、たっぷりと間を取った余韻のあるラストシークエンスを、牛原千恵は、堂々と演じています。この映像を思い出すとき、いやでも鈴子を思い出さずにはいられない、名演技です。
 これが、私にとって、最高の鈴子たる所以なのであります。鈴子をここまで描いた「本陣」は、他にはないのです。
横溝作品の映像横溝正史メモリアル』

巧くて存在感のある女優さんだっただけに惜しまれます。
http://www.tvdrama-db.com/content/tie_usih.htm

ひめゆりの塔(1982年):大物女優たちの中で、ストーリーの中心とも言うべき上原チヨ(=上原文(古手川祐子)の妹役)を演じ、映画の質を大いに高めた。最後のシーンは牛原千恵のアップがモノクロに変わるところで終わっている。
牛原千恵 - Wikipedia


さーーて、困った。『本陣殺人事件』はBS-TBSが再放送するのを待つとしてあとは何をしたら良いのか、というか何を買ったら良いかが思い浮かばないのだ。『ひめゆりの塔』や『本陣殺人事件』に映画ジャケ文庫があるとは思えないしなぁ。
ひとまずWikipediaにもallcinemaにもgoo映画にもキネ旬DB日本映画DBにも記載のない『そろばんずく』のパンフでも探すかな。ちなみに『落陽』のパンフには一欠片も彼女の姿はない。