くじけ(そうにな)る人を

僕はやたらと誰々に似てるといわれてきた。有名人だけでなく、その人の知人だったりもした。その中で一番意表をつかれたのが
｢きみは田中寅彦に似とるなぁ｣
である。
てこって

3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)

まさかの｢二連敗｣で桐山零が追い詰められており、けっこう挫けそうになってるのを読んで、つくづくこの方は追い詰められてる人を描くのが好きなんだぁ、と。
『ハチクロ』じゃみんなみんななんらかで挫けそうになるし、『ＳＤ』同人誌時代に好んで描いていたのが風間ってのもそう。同じ敗退したにしても来年がある仙道よりも風間に感情移入してしまったんでは(ウィンターカップは残ってるけど)なんて考えてしまうほど。
はたまた、そんな人の背中をポンと押すのを描くのもうまいんだよね。今回の｢どこかへ行きたい･･･｣で一瞬｢竹本のセイシュン行｣が思い浮かんだけど*1、まあ零はその場所で見つけたようで何よりだ。

それはそうと、次女のひなちゃんったら零の呼び方が｢れいくん｣(1巻1話25頁、第4話76頁など)、｢桐山君｣(1巻６話104頁)、｢れいちゃん｣(2巻)の三種類あんのか謎なんだが、可愛いから良しとする。

※今回｢ヤングアニマル｣を実際にかけるようと保存用の２冊かった海苔ちゃんは｢将棋はじめて絵本｣がほしいようである。

*1:『自分探しが止まらない』増刷決定 - 【B面】犬にかぶらせろ！おめでとうございます