少年マガジンで里中満智子

海苔ちゃんおすすめのよしながふみフラワー・オブ・ライフ』を読む。
4巻102頁から104頁あたりでまじで窒息しそうなくらい息苦しくなった。


んでだ。このマンガの中で登場人物が急に「女」になる箇所があって、例えば1巻の119頁の「滋」とか3巻14頁の「隅子」とか。そこで僕はどうしても「里中満智子」を感じてしまう。
で、海苔ちゃんにそのことを伝えると「そういわれてみたらそうじゃないないこともないけど…」なんて返事。


だもんだから、ちょっと考えてみた…………あ、これって『野球狂の詩』の「10番三部作」だ、ってな結論。
「北の狼 南の虎」と双璧をなす傑作シリーズで作画が水島新司里中満智子のコラボってな異色作、なんてかくといかにもWikipedia的な説明になってしまってアレなんだけど、個人的に小学校の卒業文集で「好きな漫画『野球狂の詩』好きな登場人物富樫平八郎・火浦建」と書いたくらい好きだった。


(夕子さん初登場!の図)
で、改めて見なおすと全然ちがうんだけど、『愛と誠』『空手バカ一代』『紅の挑戦者』の中に、唐突にこれが出てくるインパクトって、姉妹を持たず少女漫画に免疫のないガキに何らかのもんを刷り込みしちゃうんじゃないの、って話。

野球狂の詩(4) (マガジンKC)

野球狂の詩(4) (マガジンKC)