「はぐ」から「はぐちゃん」へ

ハチミツとクローバー』の宝島社版(宝)と集英社版(集)との違いで解った点。


※(宝)には巻頭にカラーイラスト*1が収録してある。その文頁表記が+2になる。
※白紙頁を埋めるイラストは(宝)の方がオサレ。
(宝島70頁)

(集英社68頁)

※しょっぱなのコロッケエピソードで、竹本「あ でも 誰かマヨネーズ〜」が(宝)では「たくさん あるから みんなどーぞ」とセットで6頁にあり、次のコマは「マヨネーズ?〜」という真山アップなのに対して、集英社は8頁に「もちろんです」をくわえてふきだしを埋めて、次のコマに竹本アップで「誰かマヨネーズ」。つまり、作品最初のアップが真山から竹本に変更。
※(宝)30頁、31頁で竹本のセリフが「はぐってすごいな」「はぐを見て 少し あせった……っていうか」が(集)ではそれぞれ「はぐちゃん」に変更。
(集)から読み始めた僕としてはかなり違和感がある呼び捨て。
マンガ夜話」であのいしかわじゅんでさえ「はぐちゃん」呼ぶなど、ここまで「はぐちゃん」が定着した今、この呼び捨て→ちゃんづけの変更はかなり作品の印象を変えたといってもいいかもしれない。当初は4頁あとには本人に呼びかけるときにの「あれ、はぐちゃん 何してんの」との差を意識してのものと推測されるが、竹本のキャラクター確立前だったという気がする。