ケータイヒョーロン的
http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/html/2008/20080824_1.html
とか
コッポラのコーマン門下生時代について - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
いや、これも時代の流れなのかと昨日も引用した
読者がそれを求めているからです。純粋なものを求めるケータイ小説の読者は、書き手の純粋な気持ちを、なるべくそのままの形で受け止めたいと考えている。間に入る出版社が手を入れることは、純粋さがけがされてしまうと感じるようです。れは、90年代以降、歌謡曲がJポップと呼ばれ、歌手がアーティストと呼ばれるようになったときに起きたことに似ています。歌謡曲の時代は作詞家がいて、訓練を経て磨き上げられた歌詞が付けられた。だけど、アーティストと呼ばれる人たちが出てくると、彼らは自分で歌詞を書くようになった。そうなると、歌詞は歌い手の主観になる。そして、訓練を経ていないし、プロデューサーなどのチェックも経ないので、どうしてもつたないものになる。だけど、それこそがアーティストの生の言葉ということになって、むしろもてはやされる
( インタビューのまとめは新聞記者の技術に学べ - 【B面】犬にかぶらせろ!)
の「ケータイ小説」の読者や「J-POP」のリスナーと同じで、自分と同じ「目線」の感想が求められてる。そこに「知識」や(映画の文法の)「理解」なんてしちめんどくさいもんは求められていないんでしょうね。
たぶん、ここで文書いてる人たちの何人かの部屋には(自腹で買った)DVDやVHS何千本とあったり、映画関係の書籍が何百冊とあったりしないでしょう。だって「フツーの人」はそんなことしないですもん。
だから、作詞家ってのが注目をあびなくなったのと時を同じくしてTVに映画評論家が出なくなったのもそういうことではないか、と。
名物解説者たちの知名度はタレント並みに高く、淀川長治の決め台詞
「さよなら、さよなら、さよなら」などは物真似されるほどの流行語に
なった。水野晴郎はCMにも起用されていたし、『土曜洋画劇場』で解説
を務めていた元モデルで映画評論家の増田貴光はカメラをビッと指差し、
「またあなたとお逢いしましょう!」と叫んでいた。これはちょっとやり
すぎだと思うけど、とにかく毎週ゴールデンタイムに放映される人気番組
のMCを務めているわけだから、知名度が低いわけがない。彼らの存在は
“メジャー”だったのだ。一方で、彼らは高島忠夫を除けば全員が本職の映画評論家でもあった。では、
映画評論家とはいったい何か? 単に映画に詳しい人を映画評論家と呼ぶ
わけではない。映画評論を書き、発表していることが、ひとつの物差しと
なるだろう。映画を紹介するだけなら、それはいわゆる映画ライターの仕事
だ。映画評論とは、1本の映画が生まれた背景や、監督や俳優たちの特徴、
物語の組成などを読み解き、記していくことである。そして、彼らはいずれ
も映画専門誌に長文の評論を寄稿していた(逆にコラムみたいなのしか
書いていなかった増田や『木曜洋画劇場』で河野基比古の後を引き継いだ
木村奈保子などは、映画評論家と呼ぶには「?」と思われていた)。テレビ
の映画番組全盛時代は、同時にメジャー映画評論家、という存在を生み出し
ていたのである。
「メジャー映画評論家のいた時代」大山くまお
SBクリエイティブ
後、付け加えるならTVのアニメやドラマの「主題」歌が減ったのもこのあたり(J−POPの隆盛)からだろうし、主演映画でアイドルがテーマソングを歌わなくなったのも同じころですね。
まあ、主題歌は他所から引っ張ってくるなら来るで、だったら
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なんて、ことを『HOT FUZZ』観終わって思った。あと、『相棒』との関係とかね。