東映テレビ映画化…してないらしい

少年マンガの世界―子どもの昭和史 (1) (別冊太陽)

少年マンガの世界―子どもの昭和史 (1) (別冊太陽)

は「仮面に隠された正体!? マスクのヒーロー大活躍」(118頁)と題して川内康範先生を大フィーチュアしてるんだけど。

原作者である川内康範は、月光仮面のほかに『七色仮面』『太陽仮面』『アラーの使者』などを手がけており、マンガ・テレビにおけるマスクのヒーローのパイオニア的存在である。彼の創作したヒーローはターバンに代表される、アジア的エキゾチシズムあふれるなまめかしいコスチュームが特徴であった。

てな文が添えられているからなのか、なぜだか『アポロの騎士』だけは116頁の「ジャパニーズ・スーパーマン群像 アメコミ・ヒーローの日本的展開」の方に追いやられている。同時期だっていうのに。太陽仮面もアラーの使者も、ついでにレインボーマン(ダッシュ7)も目が隠れてないのに!である。

ちなみにその表紙にはおもいっきり「東映テレビ映画化」の文字が躍ってるんだけど、そんなのが実現してなくても誰も文句言わないイイ時代だったんだろうなぁ。