これだってフィデルのせい?

オリーブは思想である、と看破したのは山崎浩一である。

もしあなたに12〜18歳のお嬢さんがいるのなら『オリーブ』のことを知っていたほうがいい。とにかくこれほどその世代の少女たちの「美意識」に大きな影響力を持った単一メディアは、かってなかったのだから

退屈なパラダイス

退屈なパラダイス

で始まる「<オリーブ少女>の研究」*1で彼はこう説いている。

それは単にアメカジやエスニックファッション*2に包まれた少女群やファンシーな小物たちが織りなすめくるめくマテリアル世界のせいではない。
むしろそれらの背後でこの世界を支配している強力な磁場を持つひとつのシステム(思想と読んでもいい)、それがこの雑誌の特異な個性とキャラクターを醸し出している。

(ここでいうシステムがどういうものかは

を読んだら・・・いいはずはないな。)


彼女の登場は必然なんだろう。
ま、フリッパーズの1stの12曲めの影響なんだろうけ。
次は是非「戦争宣言」をぶちかまして欲しい気もする。

そんでっもって↑↑の画像中のCDとカンバンは今後の発展・分裂を象徴してるような気がするが気のせいだろう。

(これはフィドルのせいというのも考えたんだが、これフィドルじゃないか)
でも、もし分裂したら、その袂を分かった彼女たちは何色のヘルメットを被るんだろう。


じゃあ、次に「CUTIE少女」が登場するなら、彼女は何色のヘルメットをかぶるのだろうか。普通に考えれば黒だという気がするが、空色

空色帽子の日

空色帽子の日

なような気もする。

眠いとろくでもないことを考えるもんだ。

・・・ところで僕はいつゲランにたどり着くのだろう。

*1:初出「週刊文春」86年10月23日〜11月6日

*2:86年だから