アフロな人松田優作

STUDIO VOICE」№233:特集写真集の現在95』のコラム「木村拓哉ファンクラブ2拓哉をそっとしておいて」でリリー・フランキーは他のメンバーのことをこんな風に語っている

コンザバなスタイルで人気と足場を固める中居正広ジャン・ジュネバタイユを愛読するという稲垣吾郎松田優作以来ひさびさの黒人テイストを持つ香取慎吾(以下略)

略されているのが草磲剛だけでなく森くんもという時点で今は昔の物言いだし、この中で現在の当て嵌まってるのが中居だけ、とかいうのはこの際どうでもいい。今回注目すべきは「松田優作以来のひさびさの黒人テイスト」ってとこ。
この「テイスト」を醸し出した要因の一つが、あのカールした髪だったということに異論はないと思う(黒人テイストを感じていた、いなかったは別の話)。
で、その髪型がある一人の女優志望の手によるものであったという衝撃は、いろんなところで大きく取り上げれている「国籍=本名」「新興宗教」(死をはやめる原因となった)の問題よりもずっと僕には大きかった。『ヨコハマBJブルース』以降の直毛が彼女とのぎくしゃくを物語っているとは。
あと『蘇える松田優作 (Lucky books)』に対する個人的な大きな違和感「極真二段」問題が氷解したのもすごく嬉しい。

越境者 松田優作

越境者 松田優作

そして、松田優作の全盛期は彼女と暮らした80年までだということも再確認した。