海苔ちゃんのある傾向

海苔ちゃんが例によって、これ読まんね!とカバーを外した(海苔ちゃんは基本生き返りの電車の中で読む本には書店のカバーがついてる)のが

逃亡くそたわけ (講談社文庫)

逃亡くそたわけ (講談社文庫)

だった。『ヤバい経済学』の例もあるので読み始めたが、どうも面白くない。いや、これ書いた人ってたぶん「ものごと」が頭の中を通過する距離が長い方の人なんだろうけど、主人公を思しき女がどうもその通過距離が短めっぽいんだけど、その二人の溝を感じてノレない。
つかってる方言もどっかわざとらしいし。
ほんでもってこの本を最初の50頁くらいでほたってしまった。いや、なんかこのままこれを読まない"だけ"ってのが無性に癪だったので、前から読め!と言われてた
悪人

悪人

を読み出したら、止まらなくなった。いや、実際には一旦本を閉じていっしょに晩飯食ってテレビ(寄りによって『交渉人』。それにしても同じテレ朝9時の警察ものなんに、水曜と木曜でこげー違うかねー)見たりしてたんだけど。
いや、もう同じく福岡が出てきて、男女二人の車での逃亡劇があって…『相棒』と『交渉人』比べてもしょうがないのといっしょで、この二つを比べても、そもそも逃亡の中身が違う(カタッポは最後まで読んでないけど)し。


それはさておき、海苔ちゃんって「知ってる場所」が出てくる小説すきなんやねー、と思った。本棚には『壊れた光、雲の影』なんてのも並んどるし。