いっそ"おにもん"って読もうか
全く買った覚えがない
いつ、どこで買ったか全然覚えていないのだが、ご丁寧にPC横のよく手に取るケースに並んでた。たいがいはこの手の本は本置き部屋の闇にまぎれるのだが・・・ま、で、不思議に思い手にとって目次を眺めると、「第四章「おに」の来ない鬼門―風水をめぐる異界観」で眼が止まったので読んでみた。
初めはよくある「鬼門」と「北東=艮」の微妙な関係、「おに」は「鬼」と違うって話で、あんまり面白くないんだけど、「風水」の話になると俄然面白くなってくる。
早い話が今の日本で流行っている「風水」は、本来の風水の一流派の日本的バリエーションを思いっきり矮小化だってことで、「家相」の本のくせに「風水」って名乗ってる本ばっかりってな話に。本文では名指しはしてないんだけど、巻末の参考文献に
- 作者: 小林祥晃
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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まあ、そんなこんなで十分面白かったし、為になったけど、この文を書いた鈴木一馨さんは思いっきり「本物志向」って言葉を間違って使ってる
日本人には、本物志向が強いという特徴がどうやらあるようです。「ブランド」や「本格派」「元祖」なんて言葉に弱い面があるのではないでしょうか
いや、強烈な皮肉なのかな。
本物志向の強い日本人のことですから、ぜひとも表面上の本物ではなく、正真正銘の本物とは何かを見つめ、判断することが大切ではないかと思います。
そうか、日本人は「表面上の本物志向」なんだ!Drコパとか、細木数子とか、血液型占いとか、足裏デトックスとか、"エコかわいい"とか・・・