今は昔のオリーブ少女

ぶるうたす、お前もか - 男の魂に火をつけろ!経由で
「野菜系/焼肉系女子」試論・補記/アマゾン関連商品をながめる楽しみと、のぞくうしろメタファー(○Cみうらじゅん) - ニート☆ポップ教NEO
その中で「オリーブ少女」なる言葉が。
真っ先に思い出したのが

サマースプリング [文化系女子叢書1]

サマースプリング [文化系女子叢書1]

『ぴあ』でイベント情報を知り『宝島』でここではないどこかに憧れ『CUTie』『Olive』で名古屋で売ってないブランドにため息をつき『バンドやろうぜ』で会う勇気もないバンドメンバーというかソウルメイトを探す日々

でもって『CUTie』『Olive』で連想する短髪痩身の美女アーティストって言えば

G-SchmittのSHOKO様とdip in the pool甲田益也子さま・・・というのはちょっと違うか。
それはさておき1989年の夏休みと春休み・・・だからずる休みじゃないって - BEAT-MANgus(椣平夢若食い散らかし記)の上から4番目の写真に並んでる

退屈なパラダイス

退屈なパラダイス

にはそのものずばり「<オリーブ少女>の研究」というおじさん向け解説(初出が「週刊文春」)がある。そこで雑誌「オリーブ」はそれまでの「ギャルズライフ」や「ポップティーン」等の北関東系な雑誌と一線を画してる「革命的」な雑誌であると断言されてて、その特徴が次のように述べられている。

【1】内容をほぼファッションに絞り、そのイメージモデルは「オシャレでオマせ」なパリのリセエンヌ(国立女子中高生)
【2】少女だけの普遍的イメージ(ロマンティック)世界を最優先し、それにあわないものは排除する。
【3】既成のブランドに頼らず、【1】〜【2】にあう新進DCブランドを開発し育成していく。

ここで読者モデル代表として名前が挙がってるのが、今やチャンコ屋チェーンの社長夫人である栗尾美恵子ちゃんであることが隔世の感。そもそもDCブランドなんて言葉もほとんど目や耳にしないし。
そんでもってこの雑誌の異名「Magazine for Romantic Girls」は、そのお兄さん雑誌『POPEYE』の「Magazine for City Boys」と対になっている*1のだが、「ロマンティック・ガール」やら「シティ・ボーイ」なんてのが素面で言えた時代だったやねぇ。
ちなみにこの文章が書かれたのが86年なんで、90年代=渋谷系はもちょっと後のことなんじゃないかと思う、すくなくとも「オリーブ少女」の原型ができたのはも少し前なんじゃないかと。

※全く関係ないけど『映画秘宝』の源流『映画宝島』の創刊準備号は『CUTie』増刊である・・・って書くのおそらく4回目。

とかなんとかだらだら書いてみたけど、吉田アミさんったら最近肉ばっかりくってるのね。
ビフテキの日々 - 吉田アミの日日ノ日キ

*1:シティボーイについては同じく山崎浩一なぜなにキーワード図鑑 (新潮文庫)』に詳しい・・・が知る必要があるのかどうかは分からない