読まんかも、な本

タカハシカズミって知ってる。

高橋十三といえば、堀内との左右の両輪でⅤ9巨人を引っ張った投手であるが、高橋和巳はとある世代の人にとっては三島由紀夫と並ぶ文学者、ってことになるのかな。
http://www.asahi-net.or.jp/~pb5h-ootk/pages/T/takahasikazumi.html
それにしては高橋和巳 - Wikipediaの素っ気ないこと。
ブックオフ博多駅にぽつんと

自立の思想 (1971年)

自立の思想 (1971年)

があって、いっそ『世界革命戦争の飛翔』なんか落ちてると良いのに、と思いながら購入。
第1章の座談会「文学者の生き方と死に方」(野間宏/秋山駿/高橋和巳)ののっけが"三島由紀夫の早すぎる死"なんてもんなんだけど、この本が出るころには高橋和巳がこれまた"早すぎる死"を迎えているわけで。
でもって、著者による"まえがき""あとがき"も出出版社、編集者というの刊行説明なんか一切ないのが妙に不気味で読むのを躊躇わせる。

骨の周りの肉はウマい

いっしょに買った

博多人情ことわざ百科 (1975年)

博多人情ことわざ百科 (1975年)

ぱらっとめくって、思い出したのが
「から騒ぎ史上最高の美女」左官屋こと西方敦子が在籍した当時の"愛の説教部屋"での上海太郎
「恋のから騒ぎ」9期生卒業メモリアル’02‐’03

「恋のから騒ぎ」9期生卒業メモリアル’02‐’03

買ったときも読まなかった理由(わけ)

本の山がぼろっと壊れて中から

蒙古襲来―転換する社会 (小学館文庫)

蒙古襲来―転換する社会 (小学館文庫)

これ確かでたころに買っておいて、ちっとも読まずにほたっていた本。
で、今回"まえがき"読んでほたっといた理由が分かったような気がする。

史料の解釈について、すでに誤りであることが明らかになっている部分、史料の評価が適切でない箇所もそのまま

なっているなんてことを「海容」しろってんだから。
巻末の既刊ラインナップの目玉が「井沢元彦の本」「落合宣彦の本」ってことだから、その程度のことでがたがた言うな、ってことなんだろうけど。