90年代初頭のSVにつられて

ヤッターマンドロンジョ女優の問題のために「スタジオヴォイス」のスーパーモデル特集号(そもそもそんな特集がほんとにあったのかも定かではない)を探してたんだけど見つからなくて、いつの間にやら「カルトの王」(92年3月号)、「歌謡曲の神話」(92年5月号)に見入ってしまう。
それにしても僕はなんで「スタジオヴォイス」なんか続けて買っていたんだろう。今ではさっぱり分かんないんだが。

「カルトの王 荒俣宏に続け」

カルト対談のラインナップ、メンバーが壮観。

あとは竹熊健太郎の「こくてつてつみん」さんの紹介とか、松沢呉一近江商法会の広報活動とか、ナンシー関の「ジュース缶の罠」、山田五郎「B級宗教書に魅せられて」が載ってるんだけど、それ以外の有象無象の方が面白いのは当然ちゃ当然なんかな。
で、当時かなり影響を受けたかもの書籍、映画、音楽の一押しがそれぞれ空景・近景ポンヌフの恋人 [DVD]とSandii『パシフィカ』*2

「歌謡曲の神話 ベストテン時代へのレクイエム」

いやー、ムン・グニョンキム・ヨナが「国民の妹」と呼ばれていることにとやかく言ってる輩がいるが大場久美子のキャッチフレーズも「一億人の妹」(参考あ行−さ行 - キャッチフレーズ党)だぞ、ってのは良いとして、いちばん気になったのが71年〜80年のオリコン1位リスト。まあ、これがどれだけ実勢を表してるかどうかは疑問だけど(笑)、なんだか面白い。
アグネス・チャンオリコン1位獲得が「ひなげしの花」でも「草原の輝き」でもなく「小さな恋の物語」だったり、ガロや殿さまキングス清水健太郎が「学生街の喫茶店」・「なみだの操」・「失恋レストラン」の次の曲も1位を獲得してたりすんのはちょっと意外だったんだけど、1位返り咲きの方(「危険なふたり」沢田研二→「君の誕生日」ガロ→「危険な〜」、「北の宿から」都はるみ→「あばよ」研ナオコ→「北の宿〜」、「勝手にしやがれ沢田研二→「渚のシンドバット」ピンクレディー→「勝手に〜」→「渚の〜」、「君の瞳は10000ボルト」堀内孝雄→「透明人間」ピンクレディー→「君の瞳は〜」→「透明人間」)は納得歴史館だったりとか。
ちなみに外国曲の1位は「ビューティフル・サンディ」ダニエル・ブーン、「ダンシング・シスター」ノーランズの2曲だけ。ABBA獲ってないんだねー。
で、この時点で既に過去の人扱いの「一発屋」の人たちの中で見た目一番強烈な"弾ともや"はちーっとも覚えてないので良いとして、「ブルーロマンス薬局」のポップ・コーンはキショク悪い記憶が蘇って非常にオージョーした。くそ、YouTubeに映像あればこの胸糞をみんなにおすそ分け(分散)できるのに!
で、笑ったのが書籍紹介のヘッドライナーが

クラッシュ

クラッシュ

(翻訳(元)ガース柳下毅一郎)で、文書いてるのが山形浩生だったこと。
映画は『ナイト・オン・ザ・プラネット [DVD]』、音楽は"ジャズで踊るアフリカ"。

で、これまた参考してたんだがしてなかっただかのCDレビュー「VOICE CHART 15」に並んでて、今僕の部屋にあるのが

「カルトの王」

BANG!

BANG!

マジック・アンド・ロス

マジック・アンド・ロス

エディ・リーダー

エディ・リーダー

「歌謡曲の神話」
ノン・サッチ

ノン・サッチ

イン・リボン

イン・リボン

・・・で、分かった。何で買ってたか

信仰の現場―すっとこどっこいにヨロシク (角川文庫)

信仰の現場―すっとこどっこいにヨロシク (角川文庫)

が連載されてたからだ。

*1:杉作さんの写真が若い!

*2:アマゾンにない