何となく考えてること

いつか文章にしたいんだけど、映画に関してはよく覚えてないこともあり、DVDが出たら再見してからでと思って、ただ忘れちゃいそうなんで覚書として残しておこうかと。

[映画]トンマッコルに映ってたもの

どうも気になってるのが『トンマッコルへようこそ』の村民の服装である。書朝鮮戦争当時のユートピア(ない場所)としてのあの村の人々の服装は非常にノスタルジックなのであるが、それは21世紀の僕らがそれをかんじるだけでなく、当時においても充分ノスタルジックな服装なのではないかという思いが湧きいていて、それはそれで非常に作為的なことなのではないかと思ったりしてる。
極端な話をすれば、久石讓の音楽にのって現れるあの村は、『純情きらり』『芋たこなんきん』と朝ドラで連続で描かれた戦時の都市部からいきなり『もののけ姫』に移動するようなもんじゃないのではないか。
というのも同じく朝鮮戦争を描き大ヒットした『ブラザーフッド』(原題『大極旗』)で主人公の兄弟(都市部に生きている人々)の服装と違っているのだ。
開襟シャツを着ている弟

ただ、都市部でもこのような服装も


もいっこは爆撃隊の描写とそれに対する受けての反応という問題。まあ史実としては「広島」「長崎」「ドレスデン」の大虐殺などの例を出すまでもなく、第二次世界大戦時より、米軍の空爆の非道ぶりは明らかなのだが、映画に出てくる米軍はそうではなかったはずだ。でも、この映画の爆撃・空挺の描写の肌触りがベトナム戦争で悪者にされたそれではなく、WWⅡ映画に近いような気がしたにもかかわらず「悪者」として機能しているのは、同じように描いても「送り手」「受け手」両方の感覚が変わったことを示してないだろうか。
たぶん、カーティス・ルメイの人物評価とかに関わってくるのかなぁなどとも考えてみたりするんだけど・・・
このことはWWⅡ映画・ベトナム映画をいくつか見直してからも一回考えてみようと思う。

[映画]凸凹コンビとソウル(ブルーズ)フード

ナチョ・リブレ 覆面の神様 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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一緒にトースト食べませんか? 〜ナチョ・リブレ〜 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥のコメント欄で僕がほざいたことなんだけど、『ブルースブラザース』でエルウッドの好物としてしつこく登場するトーストと『ナチョ〜』でナチョの岡田アナへの恋慕の象徴として出てきたトーストの関係。
「孤児院」を凸凹コンビが救うというモチーフもさることながら、エルウッドことダン・エイクロイドとナチョ演じるジャック・ブラックの音楽に対するリスペクトを考えるとなきにしもあらずと思うんだけど。
ただ、もっと深いルーツがあるんじゃないかとも考えられるんで、「サント映画」にも「クラシック・コメディ」にも精通されている、エロの冒険者さんのhttp://homepage3.nifty.com/housei/index.htmをよく読んでみてからにしようかなとか。
凸凹コンビとトーストのつながりとか。
『凸凹宝島騒動』@素敵なあなた