ウランちゃんの憂鬱

PLUTO (3) (ビッグコミック)

PLUTO (3) (ビッグコミック)

一巻の終わり−あら、この表現はまずいか、ならば第1巻の最終ページではアトムの顔が明らかになり、続く第2巻のはウランちゃんが登場した。
発売されたばかりの第3巻カバーのウランちゃんは非常にカワユク描かれているのであるが、登場時のウランちゃん及び第3巻冒頭のウランちゃんはさほどそうでもない。『YAWARA』『HAPPY』等のいわゆる浦沢ヒロインな表情を見せることもあるのだが、P7「あたしのおかげで・・・」なんてのはどちらかと部員顔だ。「地上最大のロボット」同様"pluto"と(唯一)心を通わせるキャラを担うのなら、もっとカワユク−例えばキートンの愛娘百合子くらいの扱いを受けてもいいとおもうのだが・・・
浦沢先生!ウランちゃんをもっとカワユク書いてください!
・・・されはさておきいよいよplutoの全体像(あくまで絵柄の上でだが)が少しずつ顕わになってきた。そして、7人目のロボット−それもあまりに強力なエプシロンも登場した。
やはり今回もウランの
「プロートウ あたし お友達に なって あげる
 アトム にいちゃんと 決闘なんか やめてね 」
という思いは踏みにじられることになるのだろうか・・・だったらこれ以上ウランちゃんをキュートに描くことは止めた方がいいのかも、それはあまりにつらすぎる・・・いや、どっちみちつらいのだけど。