いよいよですな

[☆]スポーツ新聞はスポーツを報道する新聞ではないんやね

昨日の朝日の夕刊は1面に荒川静のスピン。3面で引きでリンクの五輪マークに荒川。
でもって5.6面では荒川、村主章枝を大きく、コーエン、安藤、スルツカヤの順番の写真の大きさ。
でもって今日の日刊スポーツは1面に荒川で2面にでかく荒川、ちっちゃくコーエン、スルツカヤ、村主、そしてでっかくミキティ
連日ここのアホ記者どもはえらそーに日本の強化策の不味さを指摘しているが、こういう報道姿勢のヤツラに言われたかないだろう。スポーツをスポーツとして報道するつもりがないこのバカ野郎たちの言い訳はこうだろう、
"そっちの方が売れるから"
もうこれはスポーツより芸ノー(断じて芸能ではない)を優先しているという自分たちの浅ましさを露呈することになってんのに。
でもって、このTV、スポーツ紙の"ミキティ"偏向報道安藤美姫バッシングの原因になってることには絶対に気付きはしないだろう。
例えば今回安藤がさかんに口にしている"私は順位より4回転”。日本の報道陣はこれを額面通りに受け止めて、さらに肯定的に垂れ流す。熾烈な代表争いやってきた恩田に失礼な言葉ではないかという考え方も出来るだろう。ただ、僕もこの言葉を肯定的にとらえたい。
だって彼女は自ら(とチームの支え)の力で見事「選考基準」に則って代表に選ばれて、五輪の大舞台に立つことになったわけで、ここで好きに滑らせてあげてもいいやんというのが一つ。
もいっこはやはり彼女は"順位"のためにもクアドロプルを下りなきゃいけないということ。代表選考レースの最中、「4回転、4回転」の合唱に僕は、うっせーボケといい続けてた。リスクを冒してみすみす代表を逃す必要はどこにもなかったからだ。ただ、明日のFSは一発勝負をかけてもいい場所だろう。そして、見事に飛んで、回って、下りて高得点を獲得して一つでも高い順位を目指す。それが今回の彼女の役割だと思う。
・・・まあ個人的には村主章枝の「私は競うより魅せる」を堪能したいんだけど。
※何を今更!ですね。

二つのボリショイ

と言いつつ、やっぱりメダル争いも気になる。コーエンったら先の全米選手権の高得点。ウソじゃなかったのねー、である。
でもってアメリカの三連覇なるか、ロシアの完全制覇になるか、はたまた荒川が爆発するか。
いやースルツカヤ。今回の五輪の他種目の動向みながらプレッシャーだったろうね。優勝候補の大本命のロシアの選手がことごとく金。去年の世界選手権の覇者がことごとく金。僕が彼女なら「私の前に誰かがこけて」って邪まな呪文の一つも捉えたくなるってもんだ。
そんなこんなで強ーいロシア。夏のシンクロとともにバレエ王国の名に恥じない現在の強さ。
たーだ、ペアだけは同じボリショイでもバレエじゃなくてボリショイサーカスの誇りを賭けて戦っているような気がする。
だからねるとん紅鯨団「上海雑技団」が対抗できるんだね。