「吉良供養」とセットで
で、杉浦日向子「吉良供養」とともに僕のアンチ「忠臣蔵」を強固にしたものがある。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2003/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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漫画も当然面白いのだが、播州出身の有名人の例として"荒ぶる獅子"こと四代目山口組竹中正久組長をピックアップしたエッセイが抜群に面白い。
「忠臣蔵」ともてはやされている元禄赤穂事件も、一皮むけばヤクザ社会の論理、テロリストの論理にすぎないのではないか?というのが、僕の一貫した主張でありました。
で、注意すべきはみなもとは決してテロを否定する(だけ)ものとして捕らえてないことである。この辺が日向子が「惨劇」と表現し唾棄したのはちょっと違うかも。
WOWOWも『仁義なき』特集組むらしいから、この機会にも是非手にとってほしい本である。