マンガは誰のもの?
人気漫画『MASTERキートン』が絶版に至った理由が話題になっているそうな。
流全次郎だったら雁屋哲を殲滅して話を終わらせるのだろうが、そうは話は簡単ではない。
で、ここで問題になってくるのがキャンディキャンディ裁判である。
件の裁判では「原作者」というものにかなり有利の判決が下されており、今回訴訟なんていうものになった場合「原作者側」はこの判例を振りかざしてくる可能性がある。
「CC裁判」においては、いがらしゆみこ側の「キャラクター」のデザインの確立の過程も裁判で明らかにされているにも拘らず、「原作者」側の許可無く一切の「CC」のあの絵は使えないということになっている。
ただし、http://page.freett.com/nekotamaiyaxa/japan_goods.htmなどを読むと、いがらしせんせい側に配慮を欠く行為がなかったとはいえないことも分る。
まあ、どっちにしても迷惑を蒙るのは作品を読むことを奪われた読者や、それを生活の糧にしているいっかいの編集者たちである。
仲良くしてくださいよ、先生たち。
京都精華大学マンガ文化研究所http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manbun/
まあ、どっちにしても「原作」ていう曖昧な言葉の使用自体を考え直す機会にはなるかも。
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