京都新選組小事情

結局ちょっとしか廻れなかった京都だが、本命の「新選組資料館」と光縁寺はいけたんで、そのへんを。
まず、資料館のオヤジは相変わらず元気満々のおしゃべり好きであった。ただ、表と二階が整理されていて『風光る』の影が若干薄くなっていた。なんかまーだ。ブームは続いているってとこみたい。
親父が言うには人気は土方歳三山南敬助、ていうか二人の役者さん*1人気が飛びぬけているらしい。昔は土方一番、2番目沖田だったらしいから、やっぱり今回は三谷脚本と堺さんの演技のすばらしさで山南人気が急上昇したってなことを嬉しそうに話しておった。
相変わらずといえば、がらっと変ったのが光縁寺。前回、昨年五月に行ったときは門は閉ざされていて、横の戸を頭をかがめて恐る恐る入っていったら、ご住職の「見学・見物はだめ」とか、この寺の由来や山南との縁のお話があって、厳かに墓に向かうという感じだった*2
それが、もう今では門全開。あれっと思って入ってみると。ご住職は前回とうって変ってよく言えばフランクに悪く言えばちゃっかりしてた。一応「見学・見物は断ってます」はあるんだけど、数珠*3見せたら「どうぞどうぞ」って…はっきり言って別人。うちの相方は同一人物とは思わなかったらしく*4、僕以上に拍子抜けしていたみたいで、
「おそるべき堺人気。あのお坊さんをここまで変えるとは」
と言っていた。そりゃ「友の死」見せられりゃ、墓参りの「お客」はメッチャクチャ増えるわな。そんでもって、いい加減いちいち説明するのもメンドクサクなるわな。
心配して損した*5

*1:山本耕史くんと堺正人さんの

*2:資料館のオヤジも「あそこに行くなら閉めてある門を入っていきなはれ」とか今回も言っていた。

*3:実は2回目なんで同じ話はいいかと思ってお墓参りを了解していることの証明として持っていった。

*4:前回のときうちの相方は「墓参のみOK」が理解できなかったらしく、ご住職のお話を聞かなくて僕に怒られたりしたもんだから、僕以上に構えて行ったのである

*5:http://d.hatena.ne.jp/shidehira/20040906#p1