WリーグFainals

Wリーグのファイナルが面白い。
確かに渡邊温子柳本聡子などを見てるってのも無きにしも非ずだが、なんといっても両HCの意地の張り合いが良い。とにかく相手の光を消すためにこの二人があの手この手を使ってるのがまさに狸と狐の化かしあいなのである。いやあ、指揮官によって試合が左右されるという、長嶋ジャパン好きの頭が足りない人には理解できないだろう攻防の妙がここにある。
やはり、JALラビッツの組織対シャンソンVマジックの個人みたいなことが戦前囁かれていたが、なかなかどうして李玉慈(イ・オクジャ)さん策士です。
第2、3戦の解説者は「日本航空」が組織を使いきれてないといっていたが、シャンソンがその対策*1とってること、もう少し伝えろよ。
3戦終えたところでシャンソンの2勝という結果。このまま行きそうだという気がする。
というのも第1戦の解説の解説者萩原美樹子さんが終盤に「この点差でこの時間で日本航空がスターターが出てるっていうところがまだまだシャンソン有利という気がします」と指摘したJALのデプスの無さが露わになってきたような気がする。やはりあのマッチアップ・ゾーンなんて疲れるディフェンスをギリギリんの試合で3日連続続けるというのは流石に厳しいもんがあるのかも。
うーん。ただ、こんなに面白い試合やってんのに、JABBAにもJBLにもより多くの観客を獲得することについてやる気がみられないのがどうも気になる。
まずは公式サイトが地味。競技者向けに作られている。ファンを増やそうという気がないのか。
このことは放送にも言える。なぜNBAの放送とおんなじテイストや用語の使用をしないのかさっぱり判らない。これも結局は放送を競技者向けとしか考えてない証拠。バスケットボールの楽しさを伝えようという気がない。ファンの拡大が競技の発展につながるとあんまり思ってないんだろう。勝手にフジが盛り上げてくれるバレーボールとは違うという意識があまりにも希薄なのである。協会やリーグが積極的にNHKに働きかけんとダメだろう。
あとこれは萩原さんも言ってたんだがオフィシャルの笛が古い!それに自分たちが主役だと思っている節も見える。
ホリエモンJBLに興味持ってくれんかなぁ。

*1:ゾーンのステッチを攻めていたり、あのしつこいピックに対してもいなしているんだからさ。